中山道を歩く (その20-2)

                                 
2013.5.11~13
               

三日目  (5月13日)

6時35分 サンホテル岐阜を出発
名鉄岐阜駅から県道157号を昨日終了した中山道へ戻る。 
出来れば次回のことを考えれば予定通り東赤坂駅まで歩きたい。


サンホテル岐阜はサービス朝食 和洋いずれか朝6時から
    私の朝食はtoast&coffeeなので嬉しい!
     目玉焼き、ハム、野菜 

   県道157号線は早朝のため交通量は少ない。
   県道から右の中山道に入るとすぐに本陣跡がある。

6:45 皇女和宮御仮泊跡   和宮直筆の歌碑 
    「遠ざかる 都としれば 旅衣 一夜の宿も 立(たと)うかりけり」


     

加納宿脇本陣跡の森家は脇本陣を務めた家柄らしい風格ある        
あれ?また脇本陣があった。
脇本陣が2軒あったのかと思ったがどーも1軒だけのようでもあるし
なんか不可解です。

足の豆は疼くので目はそぞろに・・・


8:00  神明社  休憩
  陽射しが強くなり気温が上がり、木陰が恋しくなった。

  神明神社は天照大神を主祭神とし、伊勢神宮内宮(三重県伊勢市)を
  総本社とする神社.。


8:20  河渡橋 長良川に架かる橋
  現在の橋は4代目であり、初代は1881年(明治14年)、
  中山道河渡の渡しに替わって造られた木橋(延長:233m、幅員3.3m)
  この橋は1891年まで有料だった。


河渡宿 (ごうどじゅく)
人口272人、家数64軒、本陣1軒、脇本陣なし、旅籠24軒


加納宿から河渡宿へは長良川を渡る必要があったため、
1881年(明治14年)に河渡橋が架けられるまでは「河渡の渡し」を利用していた。
河渡宿は長良川右岸堤下の宿場で、常に洪水に悩まされていた。
文化12年
(1815)、大洪水にみまわれたため、 宿場全体を五尺(約1、5m)
土盛しその上に建物を建て直したという宿場である。


  長い河渡橋を渡り、階段を下りて側道を行く とマップにあったが
  階段を降りる場所が違ったのか、付近の人に聞いても中山道が
  どの道なのか分からなくウロウロしてしまった。
  ロスタイム10分あまり・・・

8:35  河渡宿
  


河渡宿は全長約330mほどの小さな宿場だ。
長良川が氾濫すると多くの旅人が滞在したそうだ


8:40 一里塚跡 
  松下神社内にやっと見つけた一里塚跡。
  
  松下神社
   河渡宿は東に長良川、西南に糸貫川、北に根尾川に囲まれた低地で水害を受けていた。
    1815年大洪水で宿場が絶える危機にさらされたとき、時の代官松下内匠が宿場中を
    5尺あまり土盛りしその上に家を改築して救った。
    村人はこの功績に松下神社を建立し感謝した。




9:15~9:30 馬場の地蔵さん   休憩
   生津小学校前信号交差点を横断し、
   分れ道の三角地帯の上にある、小さな地蔵堂
の木陰で休憩。


そろそろ疲れのピークに達していたが、皆 快調な歩調だ。
   

    
本田代官所跡                           高札場跡


この道は 中山道
   この標識に出会いホッとする。
   一直線の道はどこまで続いているのだろうか


美江寺宿
人口582人、家数136軒、本陣1軒、脇本陣なし、旅籠11軒


美江寺という名は、「美しき長江のごとくあれ」と祈念されて美江寺という寺院が建てられた事に始まる。




東口の道標 ここから美江寺宿に入る。
 

美江寺宿の道の両脇にピンクと青の旗がヒラヒラしている。
来週宿場祭りの開催だそうだ。




10:05~10:15  美江神社内にある 美江寺宿跡碑  休憩

    来週、年二回行われる宿場祭りの準備に地元の人たちが
    準備していた。
    境内の奥にトイレがあり使わせていただく。
    碑の横には冷たい美味しい水もあり、木陰は涼しくて
    ついつい長居の休憩になってしまった。

境内の奥にある観音堂に大きな草鞋が祀ってある。
旅の安全祈願かな? 
 

美江寺宿本陣跡 



10:20  美江寺千手観音像 
   養老年間に伊賀より十一面観音を移したことで河川の氾濫が
   治まり、観音像を安置した勅願所を美江寺と名付けた。
   ここで美江寺宿は終わりのようだ。
   

10:40~11:05  瑞穂市図書館  
    中山道跡地にあずまやがあったの早めのランチタイム 

    この後、我々は道を間違えて歩き、交番の前を通ると
    中からお巡りさんが飛び出てきて道が違うよって・・・
    丁寧に教えてくれ、尚心配だったらしく、パトカーで私たちの跡を
    偵察、護衛してくれたらしい。
    中山道歩きは地元の人たちがとても応援してくれ好意的だ。



11:30 良縁寺
  もう良縁はいいのだけれど つい拝んでしまった。
  


11:35 馬淵家長屋門


11:50 和宮記念公園 小簾紅園 
   新緑が美しく 休憩したくなるような綺麗な公園だった
   地元の方は綺麗な公園だからぜひ休んでいってくださいと・・・
   予定の電車に間に合うかどうか
   ここでゆっくりしようか?先を急ごうか?

   帰りの時間を考えると間に合うなら12:42の電車に乗ろう。
   と言うわけでこの先ピッチを上げることにした。


11:50 右すのまた宿江 左 木曽路 の碑  


12:10 中山道三回り半石碑
   堤防から下り


12:20 中山道七回り半石碑



伊吹

遠くに見えた伊吹山は次第に大きくなってきた。

間もなく今日の終着地 近鉄養老線 東赤坂駅だ。
予定の12:42に乗車できるかどうかあやしい所だ。

発車5,6分前に到着。その後の4回の乗り換えはすべて数分だった。
ホームを駆け下りたり駆け上がったり、・・・・・大忙し
一人くらい乗り遅れがいたかな?
でも無事に全員、御嵩駅に到着しやれやれ(^_^;)

と言うわけで東赤坂駅の写真は撮れなくて、次回のための駐車場の下見が
出来なかった。


三日間の厳しい中山道、全員足に豆を作りながら
本当に良く頑張った!!
今回は中山道の体力勝負を痛感しました

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