沼津アルプス縦走
                                  
  2010.12.18

コースタイム
浜川P5:00→→沼津アルプス黒瀬登山口8:25→香貫山8:45→展望台8:55→横山9:50→
徳倉山10:50〜11:20→志下坂峠12:20→志下山12:45→馬込峠12:50→小鷲頭山13:35→鷲頭山13:50→大平山15:00
→多比口峠15:10→多比バス停15:55→16:18発→→JR沼津駅17:00


沼津アルプスとは・香貫山・横山・徳倉山・鷲頭山・大平山・の5山と
八重坂峠・横山峠・志下坂峠・馬込峠・志下峠・多比峠・多比口峠の7つの峠を結ぶ
稜線のことで、駿河湾と富士山の眺めが素晴らしい低山縦走である。
尾根は小さなアップダウンが続き、照葉樹に囲まれ展望はないが
5つのピークからは富士山の姿はを見ることが出来ます



東富士五湖道路を走る車窓から富士山が
ほんのりと赤く染まっています

ウワォー!!
今日は富士山がばっちりと見られるぞー!
車内は騒然としました


香貫山登山口の黒瀬に立派な五重塔が建っていました

説明板によると、この平和慰霊塔は、沼津市を一望におさめられる景勝の地、香貫山香陵台に、日清、日露及び第一次、第二次世界大戦における沼津市出身の戦没者、ならびに戦災死者3,166柱をまつり、併せて世界恒久平和を祈念して建立されたものです

この五重塔の後に富士山がどっしりとした姿が印象的
です
戦死者の霊も富士山の姿に救われる気がします


登山口で地元のグループに会いました
先頭の方は85歳だそうです
まだまだ私も山歩きは大丈夫と勇気付けられました

香貫山の山頂は現在工事中のため山頂を踏むことが
出来ません
先導していただいたこの方たちは展望台に
案内してくれました


広い展望台に散策の人やハイカーの姿が見られました
ベンチやモニュメントがあり
展望台から富士山の秀麗な姿が望めました。

手前の山塊の愛鷹山がちょっと邪魔な?気がします



グループのお一人がここに水を張ると逆さ富士が
見えますよと言い私がペットボトルを出そうとすると
近くの水道からバケツに水を汲んできてくれました

モニュメントの中に小さな逆さ富士が登場しました
ご親切な方でした



展望台で地元グループと別れ、次のピーク横山に
向かいます。
登山口が見つからないかもと地元グループの方が
心配してくれましたが
山慣れしている我々には心配無用です

一旦道路を横切り、しばらくし舗道を歩き、八重坂峠
から再び山道に入ります



横山は183mと標高は低いがきつい傾斜で
ロープにすがり登りあげます


横山(183m)は雑木林の中で展望はありません

横山峠に下ると、再びの急登が待っていました



鎖場が後から後から現われます



危険な箇所はコース中には全くありませんでした
結構な急斜面が続きますが苦にはなりません

全く無風状態で額から汗がポタポタ落ちてきます


徳倉山(256m)
山頂は広くて展望は素晴らしい!



急登が終わり、ご褒美がこの景色です

少し早いけれど富士山をおかずにランチタイムです




徳倉山からまたまたぐんぐん下ります



志下坂峠
この標識が要所要所にあります

エスケープルートもあるので道に迷うことはありません


尾根にこんな壕がありました
覗いてみるとかなり奥深いようでした

落ちたら這い上がることは出来ないかもしれません
なんとか塞いで欲しいです



こんな快適な道もあります


小さなピーク志下山(214m)から駿河湾が一望
出来ます

かなたにたおやかな天城山が見えます


いよいよこのぼたもち岩から鷲頭山への
急登が始まります

中将さんへ100mの標識があります



中将岩と赤ペンキで書かれてあります
平清盛の5男平氏重衛が源氏に追い詰められて
この岩の上で自害したという哀しい伝説があります


ロープにすがり、木の根に掴みながら小鷲頭山へ
向かいます


小鷲頭山(330m)
弧を描いたような駿河湾と富士山が
また登場しました


山頂から直ぐに重衛終焉の地の標識があります


鷲頭山(392m) 沼津アルプス最高峰

広々した山頂に小さな石祠(鷲頭神社)があります


鷲頭山標識

ここのベンチで大休憩
ここまで来るとハイカーが少なくなり静かな
山でした


山頂から箱根の山々(駒ヶ岳、神山)が見渡せます
先月歩いた箱根越えが懐かしく思い出されました


シャクナゲに似た葉のトベラ
5月頃白い花が咲き、この時期は果実が弾けて
赤い種子が無数に可愛らしい。

あまり見かけないと思ったらこれは海浜植物だそうです
潮風や乾燥に強い植物とか・・・・


鷲頭山から下り多比峠
ここからは沼津アルプスハイライトとありました

岩稜帯とウバメ樫の純林のやせ尾根が続きます
ウバメ樫は水分を必要としないので岩場でも
頑張っています
固い備長炭の材料になるも頷けますね


途中の尾根からもから富士山が立派です


最後の多比口峠です
ここから大平山までピストンすることにします

10分足らずで大平山に到着しました


大平山(おおべらやま)356m
ここから奥沼津アルプスの縦走路に
なります


山頂に無等三角点がありました
   
三角点           中部地区            a@8           公共  
  

今回最後の記念写真


多比口峠に戻りひたすら下ります
沼津アルプス最終地点に到着
ここからはアスファルトの道をみかん畑の
のどかな部落を歩いて多比バス停まで歩いて
行きます

途中の道路沿いにコンテナにみかん一袋100円
自動販売があり、私は3袋買い込みました


バスに揺られ沼津駅に到着。
ドライバーのKさんが登山口までタクシーで
車の回収に行く間、冷え込み始めた駅のロータリーで
寒さを堪え待つこと30分。

あたりは闇が迫りネオンの輝きが冴えてきました


帰路の車窓から下弦の月に照らされた真っ白な
富士山が車窓の前後左右に位置を変えながら
名残惜しそうに見送ってくれました

富士山よ
今日は一日ありがとう!!


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