苗場山
         
(2145m)
                                     
2010.8.3(火)

過去の記録

                                  1998.9.12   小赤沢コース
                   三合目登山口8:00→5合目9:05→9合目10:20→山頂11:15〜13:30→登山口15:30

                                  2001.7.28  和田小屋より
                  和田小屋6:40→下の芝7:40→中の芝8:20→上の芝8:30
雷清水9:20→山頂10:15              

しばらく振りの苗場山です。
山頂の湿原の紅葉と雷清水付近のお花畑位しか記憶にありません

コースタイム
浜川P5:00→→三合目登山口7:40→5合目8:40→9合目10:40→山頂11:35〜12:30→
苗場山神社12:50→水場14:10→5合目14:40→登山口15:35




関越道塩沢石打ICを下り津南経由で秋山郷へ
向かった。山また山に囲まれた集落が点在し
のどかな山村風景に心癒される。

広い3合目駐車場は平日なのに既に車はズラッと
並んでいる。最初に訪れたときより駐車場は広く
なったようだ。


標高1290mの三合目登山口から山頂まで
標高差855mだ。

合目標識があるがその表示より所要時間は
オーバー気味だが、何組かのパ−ティを追い
抜いたから差ほど遅いタイムではない。

歩き始めてしばらくして私の右耳がボーっと
響いて、自分の声は勿論だが人の話し声が
良く聞き取れない。

息するたびに耳に響いて気分が悪い。
そのうち治るかと歩いてみたが・・・・・・



カキドオウシ
登山道はこのあたり昨夜雨が大分降ったらしく
ぬかるんでいる。
そうでなくても山頂に湿原がある山だから
スパッツを付けた。

登山道の片隅に小さなカキドオウシの白い花が
星のように散らばり綺麗だ。

樹林の中の道はまったく無風状態だ。
汗はひっきりなしにほとばしりポタポタと落ちる。



オトギリソウ
まだ私の耳はボーっとして気持ちが悪く
息苦しくなった。

一人で引き返そうかと思いながらも
山頂に広がる湿原を思い浮かべると
自分自身に叱咤激励しつつ一歩一歩歩くしかない。

最近、体調が今一なのか、足取りははかどらない。



6合目付近に水場があってここで美味しい水に喉を
潤した。

今日は汗は半端ではないが体調不良の
為かやたらと水を飲んでしまい水の補充を
たっぷりとした。

昨夜、部屋のクーラーをタイマーを忘れ夜中に
寒くて目覚めたから風邪気味なのだろうか?



ぬかるんだ道は丸太の輪切りした足場が作って
あるが、泥沼状で気をつけないと滑ってしまいそうだ。

鎖が取り付けられたあるが頼らなくても大丈夫だ。

長い鎖場を過ぎてまもなくやっと平原に出た。



快い風が体を通り過ぎてゆく。

草原にワタスゲの白い花、キンコウカの黄色が
目にやさしく飛び込んでくる。



ワタスゲもキンコウカも今が旬!真っ盛りだ。


展望はなくても雲上の楽園に大満足だ。



あたりはガスが沸き展望は良くないが、湿原の
木道歩きは気分爽快?まだ耳ははっきりしません。




湿原の中に石祠が顔をのぞかせて居る。

正勝吾勝命(まさかつあかつかつのみこと)
保食命(うけもちのみこと)(食物の神様)
天兒屋根命(あめのこやねのみこと)
大己貴命(おおあなむちのみこと)(大黒様)
猿田彦命(さるたひこのみこと)
     (道案内の神様、新しい運命を開く神様)
事代主命(ことしろぬしのみこと)(恵比寿様)
天愛女命(あめのうずめのみこと)
   (天の岩戸で神々を笑わせた神様、舞の名手)




池塘は以前より少ない?ような気がした。

ワタスゲの大群落。



ここはキンコウカが真っ盛りだ。



平日のためかやはり登山者は少ないようだ。
以前訪れたときは小屋の周りは登山者が溢れていた。


ガスがどんどん上がってきて鳥甲山は姿を
隠してしまった。



山頂標識と一等三角点は遊泉閣の裏の裏に
ひっそりとあった。

ランチタイムは展望の良い場所でのんびりと。

ランチの最中です。
突然右耳に奇怪な音が二度響いてギクッと
した。(もしかしたら虫が入っていたのかも・・・)
その後、耳が普通に戻ったようです。
みんなの声も軽やかに聞こえ、会話も増えました。




チングルマはもうすっかり穂に変わっている。



帰りに苗場山神社へ立ち寄った。
ここは7つの祭神が祀られてある。

神社の石積みに一匹の大きなカエル。
これが守り神なのでしょうか。



イワショウブはうっすらとピンクに染まって
愛らしい。



広大な湿原とお別れして、往路のぬかるんだ
道を滑らないように気をつけながらゆっくりと下山。


下山後は赤い温泉{楽養館」の鉄分たっぷりの赤いお湯に浸かったためでしょうか
翌日は疲れ知らずで午前中はダンスのレッスンへいそいそと出かけました。


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