巻機山

2010.4.10

                                                              
 コースタイム
浜川P4:00→→清水バス停6:00→桜坂P6:45→5合目8:05→前巻機山11:05〜12:00
→巻機山本峰12:45→前巻機山13:35→5合目14:50→桜坂P15:50→清水P16:30 
 



新潟の天気予報にすっかり有頂天になって新潟へ向かった。
巻機山は2回目だが、前回は雨の中で山頂付近はガスの中で全く何も見えなかった
もう一度行って見たいと思ったが、まさか雪山になるとは予想しなかった
2,3日前からお腹の調子が悪く体調はいまいちな私だ。

  清水バス停で3名のメンバーと合流した。
桜坂Pまで残雪が多く、通行は不可です。
国道沿いに駐車し身支度をしていると
後続の登山者が次々と駐車し車の列が出来ました。
ここから11名がぞろぞろと歩き出す。
清水バス停にトイレもあります。
桜坂Pはまだ雪が深くここまで45分の
アルバイトを余儀なくされました。

桜坂駐車場の案内板はちょっと頭を
出しているだけです。


深い山間はまだ陽が差し込まないが遠くの
峰々は輝き始めています。


井戸尾根は結構な勾配だ。
今日はいまいちの体調も上空の紺碧の
空にどへやら・・・

雪は湿っぽくつぼ足でグングン歩ける。
ところが下山でくされ雪に悩まされるとは・・・


尾根に出ると谷川岳方面の展望が
素晴らしい。一際目立っているのが
ピラミダルな大源太山です。
いつまで見てても飽きることがありません。

モノトーンの景色は青空に良くお似合いです。
谷川周辺の雪山はすっぽりと青空に
包み込まれて厳しい山容は美しさと優しい
表情で私達を迎えてくれます。


雪焼け予防に今日はなりふり構わず!
次週は5年ぶりの同窓会、またダンスの
発表会が続くので日焼けは大敵!!です。
5年ぶりに会う同級生たちにあまり醜い顔を
見せたくないですね。



皆さん苦しそうです。
でも、この苦しみのあとには
贅沢な展望が待っていたのです。

今日は登山者よりスキー、ボードを担いだ
人が圧倒的に多い。

喘ぎながら歩く私達の傍らを猛スピードで
スキーヤーが滑り降りて行きます。
 


登るにつれて背後の展望が益々良くなって
きます。
素晴らしい!素晴らしい!の一言です。

今日は途中敗退は覚悟の上だったが
MHCのメンバーたちは颯爽とぐんぐんと
高度を上げていきます。


一面の銀世界!
やっと前方にニセ巻機山が見えてきました
本峰の姿は隠れています



       谷川方面             



妙高、火打山



ようやく9合目ニセ巻機山に到着。
対峙した本峰に登山者の姿が見えます。

ここでランチタイムです。
ここから1時間ほどで本峰へ登り返します。


ニセ巻機山から割引岳です
素晴らしい展望に飽くことがありません
これで雪山の贅は充分すぎるほどです

でも・・・本峰からどんな展望が待っているかと
老骨に鞭打たずにいられません


本峰稜線へ最後の登りです
斜度は無いけれど疲れた足には
辛い登りです。

よっしゃー!頑張るぞ!


本峰稜線に出ると新潟の山が姿を現しました。

越後三山(八海山、越後駒ヶ岳、中の岳)が
圧巻です。



ようやく山頂に到着。
山頂の標識は雪の下にすっぽりと
隠れてしまっていた。
山頂は県境の風が吹き荒れています。
越後から上州へ押し戻されそうです
11名全員が山頂に勢揃い!
バンザーイ!!

大パノラマを満喫し往路を戻ります。




本峰の稜線からニセ巻機山です
ニセ巻機山への登り返しは疲れた足には
辛いものがあります



ニセ巻機までの本日最後の登りです
後ろに端正な割引岳の姿があります。

ニセ巻機山頂からスキーで滑走なら
あっという間でしょうが、我々は一歩一歩
慎重に下るのみです。
凄いパワーです。



急斜面はダブルストックからピッケルに
替えて下ります

10本アイゼンはさすが効きが良く
安心感があります。


最初の下りの難関を無事にクリアです


     
ヤーレヤレ!
ホッとするメンバーたちです。



傾斜は緩やかになり雄大な景色を
眺めながらルンルン下ります

ここで調子に乗って駿足で飛ばした結果が
またも私の膝に災いの元でした。

急傾斜の井戸の壁通過で突如に右膝に
痛みがきました。

午後の雪はくさり始め踏ん張りが利かない
足は滑ったら最後です
ズルズルとあれあれ言っているうち
数メートル滑ってしまいました。


大事に至らずホッとしたのも束の間
緩くなった傾斜を再びトットトットと下ってしまい
膝に大変な負担をかけてしまったようです。

往路のきつい登りで気がつかなかった
ブナの純林です。


やっと桜坂Pに到着。
足はヨタヨタ膝はガクガクでした。

上空はまだ紺碧の空が広がっていました。
素晴らしい雪山を堪能し満足感で
いっぱいでした。

翌日は久々の筋肉痛と膝痛に快い苦痛を味わいました。

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