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朝5時半、玄関を出ると東の空が茜色に輝いていた。
しばらく振りに眺める夜明けの一瞬!!
「早起きは三文の徳」(*^_^*)
昨日の雨は何処へ・・・
北関東道に入ると直ぐに事故のため、一般道を一部迂回した。
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遊行庵に到着すると、いつものようにドライバーの男性二人が終点の
白河の関跡へ車の回送に行く。
その間、私たちは前回訪れた遊行柳へ再び向かっうことにした。 |
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遊行柳
多くの歌が詠まれた歴史ある名勝地。
関東最北の宿場町として栄えた芦野は、奥州街道を行き交う旅人を
受けて入れてきた里山。 どこにでもありそうなこの田園地帯を特別な場所にしているのは、 1本の植え継がれてきた柳の木。
西行が休んだと言われ、西行を慕っていた芭蕉もこの柳の木の下で
涼んだと言われている。
前回から1か月で遊行庵の周囲の雰囲気が変わっていた。
芭蕉と蕪村の句碑の写真を撮り忘れていたので、車回送の間に
散策してみた。
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芭蕉の句碑
田一枚植て立去る柳かな
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蕪村の句碑
柳散 清水涸 石処々 (やなぎちりしみずかれいしところどころ)
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久しぶりの太陽のもとで日よけ対策をすっかり忘れてしまい、体は
汗ばんできた。
台風19号、昨日の雨で道路は水が大量に流れ出た様子が伺われた。
大きな被害は無かったらしいが、農作物は気の毒なようだ。
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路傍の石仏に いにしえの道を感じる。 |
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板屋の一里塚
奥州道中の難所板屋坂の中腹の両脇に、江戸から数えて44里目の板屋の一里塚(町指定・史跡)があった。
徳川幕府は、諸国の大名に命じて東海道。東山道・中山道の各街道を
修理させて、一里塚を築かせたといわれている。
一里塚は、旅人によっては旅程の目標となり、時には榎などの木陰の
もとで休憩の場としても利用された
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高徳寺
ここで休憩していると、お寺の管理している方が現れ、お堂の薬師如来を
特別に見せて頂くこことが出来た。
境内のお堂に安置されている薬師如来像
ラッキーなことにトイレも使わせていただき大助かりでした。 |
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19号台風と昨日の大雨で舗装の道も泥が流され、田畑は大荒れだった。
小さな沢もまだゴーゴーと唸るような水音。
付近の方はさぞや、怖い想いをしたことでしょう。 |
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歩道の植木は鳥の形に刈り込まれ、田舎の変哲のない道に笑みが
こぼれる様だった。 |
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與楽寺
そろそろお腹が空きだし、こちらの境内の隅をお借りして
ランチタイムにしましょう・・・ |
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境内には石のテーブルとベンチがあり、ゆっくりと休憩出来て
助かった。
この寺は那須三十三観音 十番札所. 真言宗智山派.
ご朱印の方の為に用意してあるのでしょうか
そして境内の隅にトイレまで。 |
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皆さんのお美味しい手作りのおかずを頂き、元気回復。
次に向かったのは泉田の一里塚
江戸から45里目の一里塚で、当町内では3つ目のものである。
泉田は所在地の字名からの名称だが、本来は「湯奈田」の
地にあるそうです
道路拡張に伴い、東側の塚は削平されている。
国道294号の整備により、パーキングエリア内となっている。
塚は綺麗に整備されてあった。
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道は福島県境に近づき、そろそろ栃木県とお別れです。
県境目前に先頭グループは勢いが増していきます。
緩い上り坂に汗ばんだ体、久しぶりの照りつけるような今日の陽射しに
喉が渇き、水分補給しなければ・・・
最終回の今日を無事に終わらせなければ全てが台無しだ。
枝道の広い所で水飲みタイム。
数分で県境の雰囲気が漂い始めてきました。
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ついに栃木県・福島県の境界に到着。 |
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緩やかに下って行くと福島県の長閑でホッとする山村の風景が
広がっていた。
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白河の関まで1.6km
栃木のふれあいのみちは標識が要所要所に有ったので良かった。 |
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あれ! 懐かしい赤いポスト。
単調な道の角に立つペットの公園墓地の目印にグーですね。 |
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白河の関跡
奥州三古関のひとつに数えられる「白河関」。
奈良時代から平安時代頃に機能していた国境の関で、当時は
人や物資の往来を取りしまる機能を果たしていた。
歌枕』(和歌の名所)として文学の世界で都人の憧れの地となり、
能因や西行、松尾芭蕉など時代を代表する歌人・俳人たちが
多くの歌を残している。
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白河神社
標高410mほどの丘陵があり、丘陵上には白河神社が祀られている。
石段を上がって行くとうす暗い木立の中に |
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寛政12年(1800)に白河藩主松平定信が考証の結果、空堀・土塁が
残る現在地が白河の関であると断定して「古関蹟」の碑をこの地に
建てた。とあります。 |
樹齢約800年の従二位の杉など、数々の巨木もあり、歴史の深さを感じさせます
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記念写真をパチリ!
393km、、、本当にお疲れ様でした。
完踏を祝して乾杯!!
お疲れ様!!
ノンアルコールビールも美味いもんだね (*^_^*)
H氏の差し入れの大きなケーキに私が入刀し皆さん、とっても嬉しそう
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車の回収の間、白河の関公園内を散策。
白河の関公園内にある芭蕉と曾良の銅像
みちのく路の第一歩を踏み出したことについて感動を込めて
芭蕉は「白河の関にかかりて旅ごころ定まりぬ」と共をした
曾良は「卯の花を かざしに関の 晴れ着かな」と詠んでいます。
ふれあいのみちを歩き、ここに辿り着いた私も 先人の想いが
ちょっと分るような気がした。 |
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車の回収(遊行柳まで)が終わり、栃木県の関東ふれあいのみちが
無事に終了しました。
日没が迫る東北道は4,5台の玉突き事故渋滞があったが
無事に我が家に到着した。
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