関東ふれあいのみち



関東ふれあいの道は、1都6県をぐるりと一周する長距離自然歩道で、総延長は1,665kmです。
環境省が昭和57年から整備を開始し、昭和63年に終了しました。
東京都八王子梅の木平起終点に、
高尾山、奥多摩、秩父、妙義山、榛名山、赤城山、太平山、筑波山、
    霞ヶ浦、九十九里浜、房総、三浦半島、丹沢などを結んでいます。    


中山道537kmを無事に踏破し、心にぽっかりと隙間風が入り込みました
こりゃ(-_-;
)あかんぞ!
関東近辺の山を登山中に度々目にした関東ふれあいのみちを歩いてみようか
体力的にも丁度いいのではないか
 
早速地元群馬コースから歩くことにしました。
                     
                    群馬コース                        
名勝三波石峡で埼玉県と境を接し、上毛三山(赤城山、榛名山、妙義山)を経て、みどり市から栃木県の
日光市に抜ける355km、35コース(うち1コースは連絡コース)が設定されている。
さまざまな名所・旧跡を訪ね、その地域の歴史や風景、美しい自然にふれあうことができるコースは、
最短コースで約3km、最長コースで約20km、標高差も数十メートルから約1,000メートルまで、
歩く方のレベルに応じて楽しめる


第1回  コースbP  三波石峡のみち
      2014.1.18(土)    約18000歩 12km

参加者CL 藤井、小野里、川野、酒井、吉田、篠田、山口(京)、星野、横澤
        梶原、桑子、佐田、茂木(恵)、高橋(厚)、田所、野中、福島、桜井

起点 藤岡市柏ヶ舞(登仙橋)〜終点 藤岡市保美濃山(自然活用管理センターやどや) 約5kmの予定



おにし道の駅でトイレ休憩し今回のコース起点の藤岡市柏ヶ舞の
登仙橋を渡った所に3台の車を駐車することが出来ました。
ここから出発です。

橋を渡り正面の民家の直ぐ左の草付の斜面をひと登りし
市道に出ます

神流川に沿った市道を総勢18名がゾロゾロと歩き出します


三波石峡沿いのみちは峡谷に下るみどりの案内板が
いくつもあります。

下久保ダム直下の渓谷には、約1.5キロメートルにわたり
巨岩・奇岩が48石あり、 国の名勝及び天然記念物に
指定されています。三波石は青味の中に水で洗われた石英 が
白く浮き出た美しさが特徴で、古くから庭石として珍重され、
全国的にも有名です。


今回のコースは三波石峡の道ですが関東ふれあいのみちは
直進するとあります

木製の階段を下って遊歩道があるので、ちょっと寄り道に
下ってみます。


青みがかった川の色は神秘的で本当に美しい。

ところが川沿いの道はだんだんに荒れ気味です
先頭を行く男性は道なき道をどんどん歩いて行きます
行けるの?行ける!行ける!大丈夫!大丈夫!


そして、ついに道路を目指して四つん這いで上がる羽目に
なりました

凄いエネルギーの消耗です


10:00 三波石峡
アスファルトの道をしばらく歩くと右に三波石峡の広い駐車場が
ありました。ここにはトイレもあります。

市道から階段を下りて叢石橋を渡ります。


10:15
ここは今回の撮影のチエックポイント


渓谷は凍結して寒々しています。
水量の多い時期はきっと素晴らしい景観でしょう。


叢石橋を渡ると細い山道に入ります
落ち葉の下は凍っていて滑りそうです

日陰の山道を登り上げると道は広くなり、海抜195mと
有りました。

平坦な広いところにあずまやがあり、トイレがあります
さらに右に進むと正面が下久保ダムです。


10:45 下久保ダム
首都圏の水がめである神流湖は、群馬県と埼玉県の
県境にあり、釣りを楽しむ方々や湖面散策などの方々で
賑わう場であると同時に、下流受益者との上下流交流会等
のふれあいの場でもあります。
昭和44年から管理開始された下久保ダムは
全国でも珍しいL字型のダムであり、堤頂長の長さは
605mとコンクリートダムでは全国一を誇ります


ダムに沿って右に進むとダムの向こうに雨降山が立派に
見えました。
静かな湖面に綺麗に映っています。
今日は風がなく、上着を一枚、また一枚と脱ぐようです


ダムサイトから国道462号に出る手前に
馬が3頭日向ぼっこをしていました
 


国道に出て数分で左に下る道が有りますが、ここを下れば
関東ふれあいの道だった。

往路は私たちは右の国道を保美濃バス停
(今回の終点の自然活用管理センター)を目指し国道462号を
歩きました。

道路工事の交通誘導員に自然活用管理センター道を尋ねると、
おにし青少年野外活用センターと勘違いされ、ちょっとパニック
状態になってしまった。


11:40 やどや
やっと到着した今回bPコースの終点の自然活用管理センターですがなんと!ここは民宿やどやだったのです。

この続きのbQコースはここが起点になるので、その際の
駐車場の許可をいただき、帰路は神流湖畔に沿って歩く
ことにしました。
 

ここからすぐ下にトイレがあります。
右に神流湖を見ながら日当たりのよい遊歩道を
お喋り雀の一群が一列になって歩きます

鉄策に沿ってお腹が空いたメンバーたちを
ボート乗船場までなだめすかして歩いていただきます。
 


 
12:00
途中に、今回唯一の「関東ふれあいのみち」の標識を
見つけました。

いつも山中で良く見かけるのに、今日は一つ見ただけです。 
 

(12:05〜12:45)
ボート乗船場の陽だまりで待望の ランチタイム

湖の釣り人達は我々一行をどんな目で眺めていたでしょうか。
 

12:55
国道の分岐に関東ふれあいのみちの標識が有れば車の
激しい国道を歩かなくても終点の自然活用管理センターに
簡単に到着できたのに・・・
 


 

下久保トンネル手前を右に入り、往路を戻ります
ダムから叢石橋に向かう途中に往路で気付かなかった 甌穴
ありました。

13:40 甌穴
河底や河岸の表面が硬い場合、表面に割れ目などの
弱い部分があるとそこが水流による浸蝕のために
くぼみとなる。
このくぼみの中にが入ると渦流によってその礫が
回転し丸みを帯びた円形の穴に拡大する。
その後川底が侵食の影響で下がり、甌穴のできた場所は
水面より高くなる。
その結果、甌穴が地表に見られるようになる。

14:30 起点の登仙橋に無事に到着した。

関東ふれあいの道は簡単と思っていたが、意外と標識が少なく難儀しました。
今回は距離が短いことと天気が良かったので車の回送をせずに
起点から終点をピストンし、予定より2倍の時間を要しました。



寄り道 

庚申山 (藤岡市)  群馬100名山
189m 

藤岡市を通過するたびにこんもりした丘を見ながらあれが庚申山だと聞きながら、
ついでの折に寄りたいと思っていた。
今日は片道5kmの関東ふれあいのみちの予定だったのでおまけの山に計画した。
ところが天気に誘惑されてふれあいのみちはピストンしたので
11kmほど歩くことになった。
少々疲れ気味で皆さんは引け気味だったが、このチャンスに歩かなければと
ちょっと寄り道しました
    
 


第5駐車場14:20→山頂15:10→男坂経由→第5駐車場15:30

山頂は展望台(愛の鐘の鳴る塔)や藤棚があります
藤の咲く頃に、のんびりとまた訪れてみたいです。 
 

群馬100名山中で一番の低山ながら
展望は赤城山方面が素晴らしかったです。
 


 Top

inserted by FC2 system