庚申山
(1901m)
2010.6.24(木)
過去の記録 2000..6.15 |
庚申川沿いの林道を歩くこと1時間です。 左に深い谷から沢音が響き、爽やかな風が体を吹き抜けていく。 道端のコアジサイの薄紫の花、フタリシズカの花が見送ってくれる。 右の斜面はいつ落石があっても不思議が無い 危険な岩が重なっている。 丁度1時間で一の鳥居に到着、冷たい水が美味しそうです。 ここから登山道に入ります。 |
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林道歩きの1時間は辛いが、最近は林道歩きが 多くて山懐の奥深さに充実感を感じそれなりの 楽しみ方がある。 沢音と小鳥のさえずり、苔むした岩を楽しみながら 木橋を渡り返す。 さらっとした森の空気を吸いながら穏かな道は快適 そのものです。 先日の守門岳のあの蒸し暑さとは比較にならない。 |
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鏡石 夫婦蛙岩 仁王門 |
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途中の奇岩、巨石を楽しみながらメンバーたちは すこぶる足並みが良さそうだ。 庚申山荘は寝具、炊事場が完備され一泊2000円。 水場は直ぐ前にあり清潔感がある小屋だ。 ゆっくりと休憩、バイオのトイレがあるがスイッチは 利かないようだ。 |
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山荘の裏に二の鳥居、そこにはクリンソウが 色鮮やかに咲いていた。 山荘の裏からいよいよ道は傾斜を増します。 クワガタソウ、はじめて見るクルマバソウの小さな 白い花、ヒメウツギが次々に現われた。 |
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クワガタソウ クルマバソウ ヒメウツギ |
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樹林の中の歩きよい道と打って変わり梯子、鎖が次々と現われたが、高度を一気に稼げるから皆さんルンルン気分です。 |
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一の門 |
一の門を過ぎると直ぐにお山巡りの分岐です 今日はコウシンソウが目的なので直に自生地に 向かうことにした。 |
ヨイショ!ヨイショ! スタンスはしっかりしているけれど慎重に・・・・・ 早くコウシンソウに会いたい一心です。 ここを過ぎるとそろそろコウシンソウの自生地が近い 雰囲気です。 以前訪れたときは確か右の岩陰に入った記憶がある。 きっと踏み跡があるはずだ。 ここからおよそ20分で有りました! |
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大きな岩壁にびっしりと有りました! ユキワリソウに混じって小さな小さなコウシンソウ。 カメラにはばっちりと写っていたのが、我が家のパソコンで見ると、なんと満足な写真は無い。 ずいぶん写真を撮ったのに・・・・・・ ウェーン! 泣きたくなりました。 |
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庚申山頂は樹林の中に三等三角点があり、 ここが山頂なのに見過ごして展望台まで行って しまった。 |
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l 鋸山、皇海山 |
展望台から目の前に先日訪れた皇海山、鋸山が 大きく望めた。庚申山から指呼の距離だが片道3時間 を要するからかなりハードなコースと伺える。 北に男体山、大真名子、太郎山の日光連山、 日光白根山が素晴らしい。 下山はピストンの予定だったが、あまりの上天気に お山巡りコースへ足は向いた。 |
山頂から10分余の最初の梯子の手前、岩に黄色の ペンキの後にコウシンソウだけの自生地があった。 また、寄り道です。 |
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お山巡りの道はなかなか変化に富んだ面白味のある道です。 このコースにもコウシンソウの自生地があると言うので立ち寄ることにした。 |
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下の廊下のような岩壁のへつりを歩いたり |
胎内くぐりを抜けたり |
めがね岩の奇岩 |
馬の背あり |
梯子をよじ登ったり |
吊り橋を渡ったり |
またも岩壁の母じゃない?コウシンソウに会いに 登山道から逸れて寄り道です まんず、皆さん山に入ったからにゃ貪欲に 隅から隅まで見極めなけりゃ済まんのですね でも、ここは小さくてとてカメラには写せなかった。 |
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もう時期は遅かったがシロヤシオの木が目立つ林の 中、快適な明るい道になり緊張感から開放され ホッと安堵した。 樹幹越の下方に青い屋根が見え、ここが 宇都宮大学ワンゲル部の嶺峯小屋だった。 このすぐ下が猿田彦神社跡だ。 |
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ここからは往路の道を辿り、一の鳥居へ向かった。 日の長いこの時期も樹林の中はうす暗くなり足元が 危なげになってきた。 帰路に庚申七滝に寄る予定だったが、さすがの健脚の メンバーたちもお疲れ遊ばしたのか早く温泉に! 一の鳥居からの帰りの林道歩きの長かったこと。 往きに感じなかったが、こんなに急だった? かじか荘のぬるっとした温泉に浸り、今日の疲れを 汗と共に流して満足な山行が終った。 |
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コアジサイ ヤマオダマキ キジムシロ ミヤマカラマツ ウスユキソウ? ミヤマハンショウヅル シロバナヘビイチゴ フタリシズカ ユキワリソウ |