エベレスト街道 その5

                            ナガルコット〜バクタプル〜パタン
                                                
    

11月20日、5人はアグニ、ブッタの飛行機に分乗してやっとカトマンズに
降りることが出来そうだ
たとえ搭乗しても視界が悪ければUターンをすることがあるから
カトマンズの飛行場に着陸したときは本当にホッとしました
ガイドのカエラさんは搭乗できず
ルクラで残念ながらお別れです

コスモトレックの事務所で荷物を入れ替え
午後、予定通りカトマンズからナガルコットへ向かった
ナガルコットは標高2100mのヒマラヤの展望の丘、特に美しいのは早朝と言うことで
今夜はナガルコットへ宿泊の予定になっていました
                           

コスモトレックを13:45出発
カトマンズから東へ35kmナガルコットまで
山道を車で約2時間。

ホテルで2週間ぶりの入浴にやっと人間らしく
心も体も甦った気がしました


翌朝、日の出を見に近くのホテルの屋上へ
向かいました。

何処のホテルの屋上も人、人、人・・・・


東の空が茜色に染まり、朝日が登りました
残念ながらヒマラヤ山脈はモヤッとしています


カメラも腕も悪くて良い写真は撮れません



エベレスト街道が余りに素晴らしかったので
期待はずれでちょっとがっかりでした


11月21日
朝食は宿泊ホテルでバイキング
一人500ルピー
ココナッツ入りおかゆ、ジャガイモとベーコン炒め、目玉焼き、温野菜(トマト)などなど
おかゆはとっても美味しかった

9:00 約束どおりコスモトレックからの車のお迎えが来ました
な、なんとルクラでお別れしたカエラさんの姿がありました
再会を喜び合いました
カエラさんの案内でバクタプルへ

バクタプル(世界遺産)
ナガルコットのからカトマンズの途中にあります
此の町はカトマンズで3番目に大きな町です
バクタブルとは信仰の街の意味でガドマオンとも言われてます


此の門から入ります
入場料は外国人は文化財保護基金として1100Rs
門を入ると
3王国時代(カトマンズ、バクタプル、パタン)に栄えたネワール族の古都は
歴史がずっしりと感じる、さすが世界遺産だけある価値があります
ゲートを一歩は入るとカトマンズのあの喧騒から
想像がつかない静かで落ち着いた古都がありました
ダルバール広場
たくさんの王宮や寺院があります


ダルバール広場にある旧王宮
55窓の王宮と言われ窓には美しい
彫刻があり、中は王様の寝所になっている
そうです


ダッタトラヤ寺院1427年建立
ダチュバル広場にあります
広々して早朝なのか観光客が少なく感じます


ここは王様の入浴場
周りのレンガが古めかしく歴史を感じます


学校が始まる前にここで一人佇んでいた少女です
とっても可愛らしく利発そうな子供でした


バシュバティー 寺院


ニャポタラ寺院
カトマンズの寺院で一番高く
下から順に、伝説上の戦士、ゾウ、獅子、
グリフィン、女神の石像が1対ずつ並んでいる。


みやげ物店が並んでいます


陶工市場も
品物は貯金箱のようでした

後の建物は重厚な感じで古き良きものって・・・


丁度通りを結婚式のパレードが賑やかに通過しました
新婚さんの姿には間に合わなかったが着飾ったご親族一行と音楽隊
        


町の路地裏には店がズラッと並んでいます
仏具、カシミヤ、雑貨など


街の住人たち
子供あやす父親の姿は何処の国も
同じですね

後方には井戸端会議の婦人達
見学を終り帰ろすると7,8歳の女児が数人の男性に叱られているようでした
何をしたのでしょうか。彼女は裸足です。
私達が駐車場で車に乗り込もうとしたときさっきの女の子が小さな手を出して
1Rs!1Rs!とお金をくれと寄って来ました。
目の前にこのように貧しい子供の姿を見ると可哀想で涙がこみ上げてきました
財布には生憎1Rsしかなく、あの時もっとたくさん上げればよかったと・・・・・
今もふと、あの子のことを思い出すと、胸が痛くなります




パタン
パタンは美しい都と言う意味だそうです
町の住民は彫刻、工芸、絵画等の芸術に優れたネワール族が
8割を占めいたるところに工房や絵描きの姿が目に留まります

パタンはバクタプルからカトマンズに一旦戻り日本大使館の近く和食処「こてつ」で
昼食を済ませてから3人で向かいました
「こてつ」でうどんとおにぎりを注文しましたが
さすが日本人好みの味で本当に美味しかった




旧王朝と幾つもの寺院があるタルバール広場

観光客や市民で賑わっています
外国人は有料ですが、地元民は自由な出入りが
出来ます

左がクリシュナ寺院



ここも入場料外国人は200Rsですが
ネパール人は無料です

施設の周りに暇そうな老人の姿が目に入ります
社交場のようです


ビムセン寺院

11月なのに半袖で丁度いいです


古びて赤茶けたレンガに風格を感じます


木製の柱は古めかしく傾いて今にも倒れて
しまうのではないかと心配になります


パタンの町の建築物はそれぞれに見事で
芸術的です


市民の憩いの水場
身体を清めたり洗濯したりしています

でも、この水って乾燥しきったカトマンズの
何処から湧いているのでしょうか


パタンもバザールでどこも賑やかです



周辺は観光客目当てに何処もひしめくように
みやげ物店が並んでいます


今にも崩れそうなレンガの家並みは
みやげ物が溢れています


すべて予定が終了し夕方コスモトレックの事務所により
トリブパン空港からダッカ、香港経由で成田に向かいます



成田空港に降り、我が家へまっしぐらの車窓から
まだ馴染みのうすいスカイツリーだが、何故か郷愁に似た懐かしく目に映りました

20日間の長いネパールの旅は数々のハプニングあり
目標のカラパタールまで歩くことはできなかったが
神々しいヒマラヤ山脈の懐に抱かれた日々は私にとって一生涯
心に残る最高に思い出深いものになるでしょう

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