エベレスト街道 (その2)
ルクラ〜モンジョ〜ナムチェ
いよいよ今日からエベレスト街道に入ります
予定より3日遅れの行動になりました
小さなザックに水、防寒着、トイレットペーパ−、雨具を入れて
着替え、シュラフ等はポーターが運んでくれます
さあ!出発です
なのにどうしたことでしょうか、私は胸がむかむかして気分が悪くてなりません
ロッジの庭の隅で昨夜からの食べ物を全部吐いてしまったのです
ルクラは標高2840mですがまだ高山病が出る高さではないのです
道には人間が吐き捨てた痰、ゾッキョの大きな糞を見ただけでウエッーと意気地ない私です
それから以後、私は食べ物が受け入れられませんでした
7日 ルクラ(2840m) 泊
8日 モンジョ(2615m) 泊
9日 ナムチェ(3446m) 泊
チョルクンの丘へ夕日の見物
10日 エベレストビューホテル〜シャンボチェまで散策
カンニ(仏塔門)をくぐり石畳の急な坂道を下ります ここルクラから次のロッジモンジョに向かいます エベレストの山頂に立った人たちもここを 通過して行ったのでしょうか ルクラからバクディンまで緩い下りが続きます |
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ゾッキョが大きな荷物を背負って登ってきます 動物優先道路なので私達は道の脇に避けて 通過を待ちます |
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村の子供達が登校時間です どこの学校も制服があるようです 「ナマステ」と挨拶を交わして元気に学校へ 向かっていきました |
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シェルパ族が聖なる川と崇めているトゥ―ド・コシに 架かるいくつかの長い吊り橋を渡り返します |
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ティータイム 我が家では殆んど紅茶を飲まないのですが 今回はミルクティが美味しく感じて何杯飲んだことでしょうか |
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こんな小さな部落をいくつも通ります 何処の村で出会ったのか定かではないのですが 日本の大学生に会いました 彼はカトマンズからルクラまで飛行機が 飛ばないので5日かけて歩いて来たそうです 背のすらりとした彼は大学の探検部だそうです 既に就職は決まり、カラパタールまで歩くそうです 逞しい青年に惚れ惚れしてします |
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ゾッキョが通ると砂埃が舞い上がり 口を覆わないと息が出来ません ゾッキョの後ろについたら、たまりませんね 皆、喉を痛めてしまいました |
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ジョムサレからナムチェに向かう展望台から 初めてエベレストの雄姿が望めました |
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11月8日 モンジョ(2835m)のロッジ 私は体調が悪く、この日も胃痛で嘔吐、下痢で何も食べられません ウィダーをチュッチュッと吸うのみです 幸いなことに足だけは元気に歩いていました ガイドのカイラさんと サブガイドのサミルさんと |
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ドウ−ド・コシ川 ドウードは緑がかった乳白色の意 美しい川は氷河からの流れて来るのでしょう |
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ポーターの一人の少年です あどけなさが残る顔に孫の顔が重なります 細い体で50kg近い荷物を背負いアップダウンの道を 歩いていきます 足は素足にゴムぞうりです なんだか可哀想で涙が出そうですが これが彼らの貴重な仕事です ロッジに到着すると部屋に私達のダッフルバックが 置いてあります |
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山の斜面に可愛いリンドウの花があちこちに 見られます |
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ナムチェ(3440m) ナムチェの町が見えてきました ここは毎週末バザールが開催され大勢の人が 遠くから買い物に来ます 既に私は食べられない状態でサブガイドのサミルが 私のザックを持っています |
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石造りの壁に青や緑の窓枠が山の斜面に並んでいます メインストリートにはトレッキング用品、みやげ物店、両替所、 書店がロッジ、ゲストハウスが軒を連ねています 高度順応のためにここで2泊です |
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バザールの店が次々に荷物が開けられます 靴、布団、衣類、雑貨等々 でも、なんか悪臭が漂っているようで私は奥まで足が向きませんでした |
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ナムチェの通りで以前職場でご一緒のI夫妻に ひょっこり会いました |
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夕方、シャンボチェの岡へ夕日を見に 出かけます タムセルク(6608m) 黄金の仏像と言われるように鋭い峰の名山です |
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左がエベレスト、右がローツェ |
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ナムチェの村です | |
ネパールの国鳥 ダフェです トレッキング中に見かけましたが写真を撮ることが 出来ませんでした ナムチェバザールの付近の畑に夕刻餌を求めて 集まってくるそうです 星野氏撮影の貴重な一枚 |
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11月10日 コンデ山群ヌプラ(5885m)、クワンデ(6187m) 高度順応のため連泊し 今日はエベレストビューホテルまで散策します 周りの山々は神々しく光り輝いています 陽射しが強くサングラス無では目を開けていられません |
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雲がかかっている所がエベレスト山頂です ヌプツェ(7879m)、ローツェ(8516m)、右がアマダブラム (6858m) アマダブラムは母の首飾りと言われます 聖なるエベレストを美しく飾っていると山です |
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正面にアマダブラム(母の首飾り)が荘厳な姿で 現われます |
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エベレストとヌプツェとローツェ | |
標高3880mのエベレストビューホテルの玄関 此のホテルは日本人が建てたそうです 一度はこんなホテルに泊ってみたかったですね |
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エベレストビューホテルのロビーからの展望です 1時間ほど展望を楽しみました なんと、再びI 夫妻に会いました 「ここで充分ですよ」 「ホンマやね」 コーヒーは300R、 久しぶりに美味しいコーヒーにありつけました |
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シャンボチェの飛行場 滑走路に人影が見えます ナムチェで会ったI夫妻はここまで飛行機で来て エベレストビューホテルに3泊する豪勢な旅です |
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コンデ山群の迫力ある姿に感動です | |
ナムチェのお寺の大きなマニ車の前で 回すのに重くて体力欠如の私はヨタヨタしてしまいました 今朝から瞼が腫れぼったく高山に弱い証拠です (北アルプスでも3日目頃からカエルの目のように 腫れてしまった事があります) シャワーがありますが寒いしお湯が出なくなるらしいので カトマンズに戻るまで我慢でした |