第9回 塩の道
(城下町が佇む、繁栄の道)


                                          2021.11.19(金)~20(土)                              
2018年から糸魚川から歩き始めた塩の道ですが、コロナウィルス感染が拡大し
県境を超えることが禁止になったり、感染状況が悪化したり
休止を止む得なくなりました。
   3年超しでようやく終点の牛つなぎ石に無事に到着できました

1日目
(城下町が佇む、繁栄の道)

27000歩    



前回は篠ノ井線の田沢駅まで歩き、駐車場の確認しようと
思ったが、道迷いでロスタイムのところ通りがかりのご親切な
女性から声をかけていただき田沢駅は駐車場が無いから
ウェルシアの駐車場を利用するといいですよ・・・

と言う訳で今回はウェルシア安曇野店の片隅に車を置かせていただいた。
今日は快晴で駐車場から北アルプスの銀屏風が良く見渡せた。


9:25
旧田沢橋

この橋は歩行者と自転車のみ通行。
架けられたのは1955年8連のアーチ式の橋は珍しい。
この橋を渡ることが愉しみでもあった。

すぐ南に新しい田沢橋があり、車が通行できる。

 

 
犀川のかなたに北アルプスの雄姿。
犀川は上流で梓川と奈良井川が合流し、水量は多いようだった。

 田沢橋からかつて歩いたアルプスの峰々をゆっくりと眺め愉しんだ。
    
 

路傍の石仏は癒しの一つでもあります。
 

国道19号に出ると交通量は多く、歩道は有難い!
 
番所跡?
対岸に熊倉の渡しがある筈です。
 

10:30 平瀬城址
山城へ行きたい衝動に駆られたが、時間に余裕がないので
山頂へ続く道を恨めしく眺め、石垣に座り休憩するだけだった。
 

再び国道に出ると石垣にこのプレートがあった。
150m先に惜別の岩があると、、、国道19号を進んだが
それらしき岩は無いのでもしかしたら左に上がる舗装の道だったかも?

国道を戻り、急坂を上がって行くとありました!!


加助一族が捕らえられ入牢する道すがら、妻お民と別れを
惜しんだと言われる。

石仏の岩と石仏群


11:17 加助夫妻惜別の岩
ご近所の方に養老坂が道が不明瞭とあるが、どうでしょうか?
ガイドブックにあるように松本トンネル料金所からアルプス公園へ歩いたほうが良いと・・・
    
     
この時今回初めて乗車する篠ノ井線の列車が通過していった

 

泣き坂を上がりきると松本トンネルの料金所に出る。
ショートカットは止めて舗装の道を歩くことにした。
直ぐにアルプス公園の標識があり、右に入っていく。
 

11:45~12:30  アルプス公園北駐車場
あずまやがあり、駐車場に車がたくさんあった。

このあずまやでランチタイム。駐車場にトイレもあり良かった。
 

公園内を通り、塩倉池を目指す。
 

 養老坂は自然林の気持ち良いところだ。
 

 老根田縄文遺跡
塩の道に間違いないようだ。
 

 途中の集落は廃屋が多く、無残な姿になっていた。
 

全く、塩の道の案内は無く、路傍の双胎道祖神の石碑が昔の道を
思わせるだけだ。 
 

 13:30
このような塀にもいにしえを感じる。
目標地の神沢石仏群は地元に方二人に聞いたが分からず
スマホで調べても分からないのでスルーしてしまった。
 

 空中に浮かぶカフェ
何か塩の道の手がかりがあるかと回りをキョロキョロしてみると
こんなカフェが目についた。

マップにある法務局の信号に到着した。
 

 検察・法務局前
ここの信号が一つの目標だったが、この先は細い道で枝分かれして
全く分からず旧開智学校を目指したのだが、それも分からなかった。
 

現 開智小学校
旧開智学校はこの北側だったらしい。

戻る気にならず次の目標松本城へ向かったb。
 

松本城に到着。城内に入ると白鳥が日向ぼっこしていた。
近くで見るとほんと、大きいです!この体で空を飛べるのかな・・・
この白鳥の両親は彦根城から送られた彦ちゃんと松ちゃん
松本城のアイドルだったそうです
2羽とも亡くなったと、、、結構知名度が高かったそうだ。
   
 

 14:30 松本城
何度も訪れているので城内のベンチで休憩しただけで通過するだけだ
輪力車が客待ちの様子だがコロナの影響でまだ観光客が少なく
気の毒だ。
 

松本城から南に向かい四柱神社へ向かった。
14:25 四柱神社 
四つの神様が鎮座し「神道(しんとう)」とも呼ばれ親しまれているらしい。
境内のモミジの紅葉が素晴らしかった。

女鳥羽川を渡り、いよいよ塩の道最終地の牛つなぎ石へ向かう。
何だか胸がワクワクします。
 

 ありました!!
15:00 牛つなぎ石
塩の道の最終地点に無事に到着した
 

15:11松本駅に到着。
駅舎に入ると見っけ!! 歴史を感じる松本駅の古いプレート
15:31発信濃行きに乗車し田沢駅に到着した。
ここでアクシデント! スイカで乗車したがワンマンカーの篠ノ井線はスイカは通用せず
なんやら女性運転手が証明書を書いてスイカを扱っている駅で手続してくださいって・・・・

     

田沢駅

田沢駅から再び旧田沢橋を渡り、出発点のウェルシア(16:00)に到着した。
今宵の宿泊 安曇野穂高温泉「山のたこ平」へ向かった。
古い旅館だったが食事は完全個室、大浴場は湯量が多く
露天風呂から皆既月食を見ようと思ったが私の眼には映らなかった( ;∀;)


2日目  
安曇野から車で大糸線沿いの国道148号線を北上し糸魚川まで
徒歩で行けなかった気になる箇所を車で寄ることにした。
何度も立ち寄った道の駅「白馬」へ、、、
そして、塩の道の帰路は国道148号線沿いの大糸線で始点へ戻った懐かしい景色だ。
最初に寄った場所は第1回目のコースにある糸魚川の美山公園内の長者ヶ原考古館、長者ヶ原遺跡(国遺跡)だ。
フォッサマグナミュージアムは時間の都合でスルーしてしまった。
この日にブラタモリで糸魚川市周辺を取材放映していたそうだ。
拝観すべきだったかな・・・・
公園内は紅葉が素晴らしく親子連れや若い人が多かった。


考古館は長者ヶ原遺跡に関する資料や遺跡から出土した土器がたくさん展示してあった


考古館から徒歩で公園内の長者ヶ原遺跡へ向かった。
10分ほど森の中の小道を歩くと縄文時代の竪穴式住居が広場に点在していた


長者ヶ原遺跡は姫川の東側、海岸から約2.5km標高90mの高台に
位置する約5500年前~4000年前の縄文時代に営まれた北陸最大級の集落跡です。
姫川から海岸へ流れた様々な石を加工し、特に石斧とひすいの製作と流通の拠点として栄えた

縄文人も生きていく知恵を絞っていたのですね
堅穴住居の中に入って縄文人になってみたりした
 

 次に向かったのは小滝川ヒスイ峡
細い車がすれ違い出来ないような山道を進んでいくと目前に花崗岩の大絶壁が忽然と現れた。
明星山
だ。

 


 展望台から眺めると凄い迫力だ。
ロッククライミングのゲレンデの名所でもある。
今日はクライマーの姿が残念ながら見ることはなかった。
明星山の登山口があり、一体どんな登山道が有るのか?
きっと、荒船山のように艫岩のようで背後からは難なく登れるの
かもしれない。

国道に戻り、日本海へ突き当たる。
 

暫くぶりに眺める日本海に感動だった!!
北陸道の海岸線から大海原は静かで穏やかだった。
 

 遅い昼食を SA米山で日本海の海鮮丼とカニ汁に舌鼓。

満腹のお腹を抱えて北陸道から関越道をひた走り、我が家に帰宅は7時半ころだった。
走行距離約500㎞位だった。
塩の道は数々のアクシデントと楽しい思い出と共に無事に終了しました
お疲れさまでした!!

                                           Top   

inserted by FC2 system