天城山 

                                                 2015.5.22(金)
過去の記録  1997.5.3(前夜発)

100名山のひとつ 天城山は18年前に訪れた以来だ。
最近は泊り山行は敬遠しがちだったので、今回は日帰りと聞き、急遽参加することにした
股関節痛の心配があったが然程きつかった印象はなかったから
ま、大丈夫だろうと・・・・・
期待のシャクナゲは咲いているだろうか。
最高峰の万三郎岳(1406m)を中心とし、万二郎岳(1320m)・遠笠山(1197m)からなる天城山。
万三郎・万二郎など、まるで人の名前の様な呼び名は、昔この山に住んでいたとされる
天狗伝説から名付けられたそうです。
天狗が住んでいたと言われるだけあって、今もブナの原生林があり、手つかずの自然がそのまま残されています。
そんな自然の中を歩くと不思議に心が和んでしまいます

参加者 CL星野、生方(徳)、金澤、石井、高橋(厚)、藤井

コースタイム
浜川4:00〜天城高原P8:00→四辻8:30→万次郎岳(9:30〜9:40)→馬の背10:00→
万三郎岳(11:20〜12:00)→涸沢分岐12:50→天城高原P14:50



今朝は久しぶりの4時集合だ。
3時に目覚ましを掛けたが2時半に目覚めた。
余裕の私だったが、集合場所に向かい、一つ道を間違ってしまい
道は行き止まり。真っ暗の中、当てにならない勘でうろついているうちに
とんでもない所に行ってしまい、カーナビを見ても町名が何処やら分らない?
うろうろしていたら日帰り温泉の駐車場に入り込んでいた。
リーダーに寄っていただき15分遅れの出発になった。
私は40分以上うろついたわけだ。

関越道〜圏央道〜中央道経由で予定通り天城高原駐車場に8時前に到着。


広い駐車場はまだまだ駐車の余地は十分すぎるほどだった。
予定より30分早い出発。

全く以前の記憶はない。


歩き出して直ぐにヒメシャラのお出迎えだ。

木肌はつるんとひんやりと冷たく気持ち良い。


緩やかな登り、苔むす樹林の中はフィトンチッドが充満しているような
森の雰囲気だ。


わずかに下ると四辻だ。帰りは周回コースで万三郎からここに出てくる予定だ。
ここにはベンチがあり休憩にもってこいの場所だ。

だが、帰路のわずかな登りは辛いだろうな・・・


これは天城躑躅の大木。

天城山固有の植物で、花は朱色で山中 では 7月上旬に開花、
一番最後に咲くツツジ。花も葉も大きく、 樹高は最大5m位にまで なる大型の
ツツジです。 天城シャクナゲと共に天城山を代表する花です。

葉は大きくミツバツツジと同じです。
花はまだ咲いていなかった。


道は石ゴロや、丸太の階段は土が崩れ、跨いで歩いたり、時には木の根を
つまずきながら慎重に進む。

股ぐことは股関節痛の私は少々難儀だった。


トウゴクミツバつつじが色鮮やかに樹林の中を彩っている。
馬酔木は花期は過ぎてしまっていた。

すれ違った男性にシャクナゲの花は?
「今年は全く駄目ですね」
ありゃ! 

前方を行くリーダーは何にも知らず一輪のシャクナゲを見て、
こりゃは期待できそうだね。
とつぶやいているから、今年はだめらしいよ、なんて言えない。
 

遠くに天城シャクナゲがひっそりと・・・
 


見覚えのある万次郎岳の標識。
山頂は大勢のハイカーが休憩している。
久々なのでハーイ!ポーズ。


山頂の馬酔木の大木。


休憩後、万三郎岳へ向かう。
木梯子が有ったり、結構ハードな道だ。
(齢と共にどこの山もきつくなったこの頃だ)


馬の背から万次郎岳が望める。
ミツバツツジは少々遅い感だが綺麗だ。


馬酔木のトンネル。
残念だが花は終わり、新芽がきれい。


だが、思いがけないブナ林に感激!
巨木にもご対面
   


やっと万三郎岳に到着。
この山頂も賑やかだ。
私達はランチタイムになった。
 


久々にみる1等 三角点
さすが一等だけの貫録である。

木陰でゆっくりランチし下山は周回コースだ。



凄い!ミツバツツジ


簡単な山はなかなかの山である。
登りも我々は追い越され隊で何人に追い越されたろうか。
皆さん元気元気だ。


新緑が目にやさしく午後の陽射し眩しく輝いていた。

シャクナゲの花は空振りだったが、天城の山らしい純林の中を
焦ることなく緑輝く山道。
吹き抜ける風に火照る体を冷やしながら山を楽しみ
リーダーの計らいで何度も休憩し雑談しながら
本当に素晴らしい山歩きが出来て幸せいっぱいの山行だった。

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