裏巻機渓谷
2010.10.31
コースタイム
浜川7:00→五十沢キャンプ場8:25→みやて小屋8:45→不治心得の岩9:15→
不動滝10:05→夫婦滝10:25→取水口10:45〜11:25→みやて小屋13:15
天竺の里散策 キクガシラコウモリ岩、ヒカリ苔
巻機山の北面の五十沢川の渓谷沿いの道をみやて小屋から
最終地点永松発電所取水口まで2.5kmを歩きます
この遊歩道は下の廊下と同じく電力会社によって水源の確保のため、岩を削って
作られました。標高約600mくらいの水平道は整備され巨岩、大小の滝の絶景を楽しめます。
台風の影響で天気予報はあまり当てにならず、取敢えず出かけて見ましたが
県境のトンネルを抜けると、な、なんと青空が待っていました!!
五十沢キャンプ場の受付で環境整備協力金を 一人300円を支払い。 ウーン?一人300円は高いと思いながら綺麗なトイレを 使用させていただきました。 渓谷沿いの道は歩きよく滑落防止のロープもしっかりしています。 ま、300円は仕方ないか。 ゲートは自分で勝手に開けて通過します。 |
|
ゲートから道は徐々に高度を上げ、みやて小屋の駐車場に到着です。 駐車場の上に天竺の里があります 帰りに寄る事にして先ず渓谷に入ることにしました。 |
|
歩き出して間もなくゴーゴーとした快音が響いてきました 割石沢の水が豪快に流れています。 |
|
樹間から八海山が姿を見せます。 越後の名山は貫禄があります。 |
|
水平道は昨日の雨で滑りやすく時々ウヒャッと 大きな声が聞こえます。 岩壁にはしっかりとロープがあってあります 本当に北アルプスの下の廊下のようです。 岩壁のへつりは草が茂っているから恐怖感が 少ないけれど滑落したら命はありません。 |
|
頭上も注意です。 紅葉はちょっとまだ早いような感じですが 綺麗ですね。 |
|
眼下に五十沢川が真っ白に蛇行しています。 |
|
不治心得の岩です この岩の下に2,30人は入れそうです 更にこの岩の上に登りたいと思ったら、先行者の3人が 滑って危険だから止めました、と下りて来たので 私達も断念します。 |
|
水平道は歩きよい道が続きます 時間が充分あるのでゆっくり森林浴を楽しみます |
|
次々に滝の登場です 滝はもちろん、水平道沿いも水が流れ落ち 山全体が潤っているようです。 |
|
アルミの梯子は傾斜していて慎重に下ります 沢の徒渉が幾つかありますが 岩が滑りやすいのでゆっくりと・・・ |
|
こんな石の階段もあります | |
風鼻の滝 岩壁にしなやかな滝が幾筋もあります |
|
不動滝 この滝は昔、水乞いした農民の目に滝の飛沫の中に 不動明王の姿が現われ人々や田畑が救われたそうな ・・・・・以来不動滝と呼ばれているそうです。 この滝は水平道から見ることが出来ません 滝壷まで下って行くと豪快に流れ落ち、ここで 休憩しようと思いましたが、冷たいしぶきが振りかかり 早々に引き上げました。 |
|
滝の上部に素晴らしい大岩(高倉)が聳え立って います。 あの上に行ってみたいね! 本当に!さぞ展望が素晴らしいでしょう。 |
|
高倉に見惚れていると今度は夫婦滝が渓谷の 奥に見えます。 夫婦滝は遠望だけです。 |
|
狭い岩の通過 対向者の男性はスムースに、メンバーのNさんは大丈夫? |
|
最終地点取水口です。 この先に牛が岳へ向かう登山道がありますが この取水口に架かるアルミの橋が向こう側に飛ばされ てしまったようです。 2mほどの空間は飛び越えることが出来ません。 牛が岳の登山道はここでストップなのでしょうか。 |
|
ポットホールが不気味にポッカリと開いています。 水の浸食で出来た自然の傑作です。 アルミの橋がなくて手前からしか写真が撮れません。 |
|
取水口でランチ後、往路を戻ります 帰りは渓谷に陽が射して紅葉は一際映えていました。 |
|
往路に見えなかった景色が広がります 途中の水平道に飽きて割引岳分岐からちょっと尾根までと這い上がりましたが、急斜面は濡れて下山を思うと 少々危険を感じて途中で引き返しました。 どーもピークを踏まないとなんか物足りないですね。 |
|
渓流の流れの荒々しさに別れみやて小屋に戻りました。 |
|
天竺の里 五十沢キャンプ場のパンフに「君は天竺を見たか?」 見たわけないでしょ! 見たことないので将来のために見ておこうと天竺の里を歩くことにしました |
|
みやて小屋から天竺を目指すことにしました。 小屋周辺の遊歩道はユニバーサルデザインのバリア フリーになって幼児から年配者まで安心して散策できるとありますが森は荒れている感じがしました。 私たちハイカーはそのほうが良いです。 |
|
ブナ林が黄葉が始まりやさしい色になっています カエデ類も赤、橙、黄に色づいています。 |
|
ここはキクガシラコウモリの生息地ですが 絶えてしまったのか姿は在りません |
|
ヒカリ苔 巨石の下に光を反射して妖しい色の苔です 少々疲れたので広場と言っても小広場で ティータイムをしました。 のんびりしたらこの後、車で天竺の里の最終地点まで 行く予定をすっかり忘れてしまいました。 |