四阿山
(2351m)
2010.5.31(月)
1994.9.3 鳥居峠 1998.7.19 バラギコース 2003.2.23 高原ホテルから 2007.7.22 根子岳から |
初めてこのコースを歩いてから17年です。記憶は薄れ思い出探りの山行です
林道が開放され林道歩きが往復2時間省略できると意気揚々と出かけましたが
な、なんとゲートは固く閉ざしていました
ゲートの開放
(今年は6月1日から6月30日まで林道を通行できますが7月からは都合により再び閉鎖になります)
ま、仕方ないかと林道をテクテクと歩くことにします
私は昨日、一昨日の2日間父の付き添いで病室に釘付けでした。
体は完全に生ってこの林道歩きでバテ気味になってしまったのです
鳥居峠に赤い立派な看板が建っていました。 反対側に広い駐車場がありますが、平日に 登山者が少なくゲート前に駐車しました。 |
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鳥居峠のゲートが開放されていると 確認もせず出かけたのだが、 ゲートはしっかり閉じてあります ウソー! 下山後にこのゲートに開放期間の 張り紙がありました |
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広い林道を1時間歩くと林道終点です。 林道が開放されていればここまで車で 来られます。 ここから右が花童子(げどうじ)コース、左が 的岩経由で山頂です。 私たちは右の花童子宮跡へ向かいます。 トイレはまだ使用できず、シートで覆われて いました。 |
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このコースは今回で3回目です。 花童子の辺りは記憶にありますが すっかり忘却のかなたです。 陽射しは次第に強くなり汗ばんできました。 1枚脱ぐと山の空気はひんやりとします。 ポツンポツンとショウジョウバカマのピンクが 目に止まります。 山はやっと冬から目覚めた所です。 花童子宮跡はあずまやがあり、木道に なっています。 |
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浅間山 湯の丸山方面 ミズナラの原生林を抜けると突然視界が広がり浅間山、湯の丸山、鼻曲山が望めた。 花童子コースは登山道の脇に小さな祠があり、またあずまやが山頂まで3箇所あります 昔はこの花童子から先は女人禁制だったらしいです。 |
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ミネザクラ ショウジョウバカマ |
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嬬恋清水のあたりから残雪の道になりました 木製の階段は雪に覆われ、踏み抜くと深く 落ち込んでしまいます。 新調した靴は今度はばっちり合うと思えば 今日は踵が摺れて豆が出来たようです。 急登になると痛みに耐えられません。 山頂がもう少しだ!我慢我慢! |
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菅平の合流点から木製の階段を上がると 上州祠が見えます。 おー!やっと山頂です。 その奥に信州祠が信州を向いて建っています 同行の三人の男性が神妙に手を合わせて 一体何を拝んでいるのでしょうか |
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上州の祠 信州の祠 |
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山頂はいつ来ても大変な混雑で座る所を確保するのが容易でないのですが さすが、平日とまた花の時期に早いためかだーれもいません。山頂は我々が独占です。 誰に気兼ねなくランチタイムです。今日は男性群のフキの煮物が2種類加わりました。 雑談にふけっていると福岡から単独の女性が現れました。 昨日、金峰山と瑞牆山の2座を登り、昨夜遅くこの山麓に泊り菅平から四阿山へ下山は 根子岳を回って下るそうです。九州から一人で車を運転してきたそうです。 関東周辺の100名山を幾つか登る予定だとか・・・・齢は60代。 今夜は草津温泉に宿泊をお薦めしました。 ゆっくりランチタイムした私たちは一足お先に下ることに、この後単独の二人の男性が 着ました。山頂のいつもの賑わいは全くありません。 的岩分岐の古永井分岐まで一気に下り、最後の展望を楽しみます。 コメツガの原生林に鮮やかなアヅマシャクナゲの群落です 思いがけないシャクナゲの優美な姿に感激です。 |
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的岩は昔、源頼朝が狩をしていて大きな屏風岩を的に弓を引いたことから その名が付いたと伝えられているそうです。 17年前もこのコースを下ったのですが、これほどまでに大きい岩だったのでしょうか。 岩脈の幅は2〜3m、高さは20mくらい、その長さは200m位はあるでしょうか ザックを分岐に置いて岩脈の先端まで行って、暇人の4人はこの岩に這い上がりました。 てっぺんまでちょっと危なげです。止めとこー! |
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林道終点まで歩きよい道が続いています。 一面のカラマツ林、丁度芽吹きが素晴らしい! ひんやりした山の空気を思い切り吸って 今日も山から元気を頂きました。 林道終点から峠近くでヤマウド、たらの芽、 フキを少しだけ頂き、今夜のビールのお供にします。 帰路、川原湯温泉に立ち寄り汗を流しました。 温泉が踵の傷に浸みて思わず悲鳴が上がりました。 花の時期にもう一度是非来よう! 四阿山の懐の深さをしみじみと感じる 味のあるコースでした。 |