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今日の出発点、金島駅に全員下車し2台の車をデポするため3台の車は
終着点敷島駅へ向かった。
金島駅で待つこと30分あまり、風は冷たくてじっとしていられないほどだった。
今冬の山で寒さは格別だった。
予定通り、9時に出発だ。
駅から県道35号線に出て吾妻川を渡ると、高山村に向かうとき
何度も見かけた北群馬橋の信号を北へ。
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三国街道を横断し、直ぐに右に今回の始点にふれあいのみち案内板が
あった。
上州高崎宿と越後を結ぶ三国街道の宿場町として栄えた北牧と利根川河岸の伊熊を結び、子持山南麓に広がる自然と歴史の里を訪ねる自然歩道です。
豊かな大自然が織りなす、四季の表情の中に遺跡や社寺など歴史的に貴重な文化遺産がひっそりと鎮座し、訪れる人にひとときのやすらぎと壮大な歴史へのロマンを抱かせてくれるでしょう。
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標識に導かれて最初のポイント若子持神社に到着した。
境内に入って直ぐ清々しいウグイスの声!
あー!春ですね。
境内に神楽殿があり、神社の創建は不詳であるが
本殿は一間社流造りで、十八世紀末から十九世紀始めの建物である。
石段は元禄四年三月と記され、現存するものでは村内で最も古いそうだ。
神社や寺の石段は結構体に堪えるこの頃だ。
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黒井峯遺跡 日本のポンペイとも称されるこの地はかつて、榛名山の爆発により一瞬にして2mもの軽石に埋まった廃墟の村。
発掘調査で住居や倉庫、家畜小屋から水田まで、比較的原型に近い状態で発見されたそうです。 堆積した軽石層に覆われていたため当時の村の様子をよく残していて国の史跡にも指定されている。 |
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振り返ると榛名山がうっすらと雪を纏い、立派に見える。
遺跡の直ぐ近くに子持中学があるが
春休みになったのか生徒の姿が全くない。
明るい大地にある集落はひっそりして人影がない。 |
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子持中学校を右に見て、静かな集落を行くと雙林寺がある。
この寺の境内には鐘楼ももあり、歴史を感じる立派な寺だ。
開山時は常に二千人は下らぬ修行僧がいたという創建当時とは変わって、
今はひっそりと落ち着いた雰囲気だった。
境内は風もなく日当たり良くて、人の気配がなかったので、
早めのランチタイム。
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この寺は開山の七不思議を尋ねる者あとを絶たずといわれる
その1 開山の一つ拍子木(堂内に有り見られない)
その2 蛇頭水(龍神水)
龍の神が月江禅師の徳を慕って湧き出させたもの
人の多少によって増減し、「人増せば水増す」という。
その3 千本樫
「一株から無数の支幹がはえ、この木は絶対に切ることができない。もし切ると寺か住職に災難がくる。」
その4 開山のつなぎカヤ
その5 忠度桜、
その6 山門の小僧と総門のツル
夜、小僧が出て難問答を仕掛け、大鳥がでては荒らすので戒めの打 撃をなした。翌朝、山門の小僧に腕なく総門のツルの足に穴があいて いた。
その7 底なし井戸(鏡の井戸)不思議
この井戸をのぞいて顔が写らないと「即刻死す」といわれる。
境内の裏から長い長い石段を上り詰めると右に回り込み三国街道に合流する。この階段でへとへとになってしまった。
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三国街道の松並木が続き緩い上り坂を冷たい風に向かって、
皆さん無言でただひたすら歩きます。
道の所々で、石祠や宿場跡など三国街道の面影を見ることがでる。
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子持山を 仰ぎながら黙々と次のポイント子持神社に向かう。
現在は舗装されてあるが、往時の旅人はきっと大変な峠道だったでしょう。 |
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やがて子持神社の 赤い大鳥居が見えてきた。
神社まで更に進む。 |
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振り返ると榛名山が丸ごとそっくり見渡せた。 |
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子持神社の入り口に関東ふれあいのみちプレートがあった。
北牧7.1km伊熊3.3kmとある。 |
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子持神社(子授け・安産の守護神として近在の信仰を集め ている)
子持神社境内は神楽堂があり木々に囲まれて静かな雰囲気で落ち着く。
境内には万葉歌碑や子持山への登山口の1つがある 。
参道の補修中。
駐車場の片隅で今回で暫く休部になる星野氏を囲み休憩。
中山道、ふれあいのみちで大変お世話になりました。
一日も早くクラブに復帰して頂きたいと思います。 |
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神社の境内の石段を下り来た道を鋭角に下って行く。
アップダウンを繰り返しながら空恵寺に到着した。 |
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空恵寺 今回の撮影ポイント
山中にひっそりと佇む古刹で、大同元年(806年)に建立された
臨済宗の寺です。
境内のしだれ桜は花の時期はきっと素晴らしいことでしょう。 |
空恵寺の山門(県指定文化財)
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本堂から苔むした石段を下ります。
ここからスギ林の中参道を下って行きますが、 舗装道路に出たところに
標識が見当たらなく、参考にしたブログの方も正式ルートが分ら無かったと
あり、時々ふれあいのみちは惑わされることが多いので慎重に
ルートを考える。 |
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空恵寺から下る一方かと思えば、山を巻くようにアップダウンが続いた。
もう、ヘトヘトだった。
眼下に敷島の街が見えた時は本当に嬉しかった。 |
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終点のふれあいのみち終点の案内板。
伊熊バス停まで100mだ。
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終点伊熊バス停。 が、車は敷島駅に駐車してあるため20分位のアルバイトを強いられる。 |
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ようやく敷島駅に到着。
丁度電車がホームに滑り込んできた。
私たちはデポしてあった2台の車に分乗し、金島駅まで1台の車の
回収に向かう。
集合場所に戻ると、風の冷たさが一層増していたようだった。
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