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菅平牧場駐車場に到着。ここは標高1600mだ。
車を降りるとカッコウの啼き声に迎えられた。
空気が澄んでいるためか、声が透き通っているようだ。
身支度を終え、牧柵に沿って根子岳へ向かう。 |
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上空は夏空がすっきりと広がり、風が冷たく快い。
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展望が素晴らしく、北信五岳から北アルプスが丸ごと!
登山道の脇にはウツボ草、ベニバナイチヤクソウ、ハクサンチドリが
鮮やかに咲き誇っている。 |
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新しいあずまやがあり、屋根の下に山座同定の絵が描かれてある。
しばし、展望を楽しみ踏破した山の思い出に話が弾む。 |
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あやめの群落があちこちに見られる。
清々しい夏の高原の風景だ。 |
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白樺林と思ったがダケカンバの自然林だった。
夏の日差しが遮られ、冷ややかな風が通り過ぎてゆく。
登山道は緩い傾斜がひたすら続く。 |
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森林限界を抜けるまで花は影をひそめ、展望もなく
ただひたすら変化のない道を歩く。 |
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草むらにレンゲツツジのオレンジ色が鮮やかに美しい。 |
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山頂直下のガレ場を登りきると根子岳の山頂だ。
平日だけど、花の100名山は人気の山だ。
山頂は予想外にハイカーが多い。
NさんとIさんはここで戻るという。
私は男性三人と共に四阿山へ向かうことにした。
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根子岳山頂からはしばらくは狭い岩場を行く。
そしてそこからは標高差約200mを一気に下る。
六年前に訪れた時、岩場にリンネ草があった。
今回も会えるだろうか?
わくわくしながら岩場をたどると
あった!あった! リンネ草!
小さな淡いインクの花。感激の一瞬だ。
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狭い岩場を通過するとクマザサの茂る急な道をくだる。 |
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鞍部の笹原まで快調な下りだ。
目の前に四阿山がどーんと大きく聳えたっている。 |
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鞍部から四阿山までの登りが今回のきつい個所だ。
針葉樹林の中、汗をたらたら・・・・
護衛艦三隻を従えて、私はマイペースでひたすら登る。
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山頂の祠
信州側 上州側
こちら四阿山山頂も多くの登山者がランチタイムしていた。
根子岳から戻った二人に電話しようと思いながら
余りの空腹感でまずは腹ごしらえです。
目前の浅間山を眺めながら至福のひと時
待っている二人を忘れてゆっくりランチしてしまった。
浅間山の雄姿 |
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二人は心配なく下山しているらしかった。
分岐から中四阿山へ周回コースで登山口に向かう。
途中の尾根から根l子岳のなだらかな稜線の裏の荒々しい爆裂火口が
見られた。
根子岳の西側の緩斜面は裾野が菅平高原なっているが
北東側は爆裂火口壁のため急斜面となっており火口を隔て
東側に四阿山がある。
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中四阿山
ここで休憩。風は冷たく快い。 |
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小四阿山
ここからが長い長い道だ。 |
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林の中に突如、大きな沢音が響き、水は冷たそう・・・
朽ちかけた木橋を渡る。
牧柵に沿って行くと舗装道路に出た。
右に行くと菅平牧場登山口に到着。
二人の仲間が手を振って出迎えてくれた。
売店でブルーベリーヨーグルト味ミックスソフトクリーム!
美味い!美味い!
駐車場はまたもカッコーがしきりと鳴いていた。
入山料は管理事務所で払うのだが
「金庫をしまってしまったから良いですよ。」
「ラッキー!ありがとうございます」
と言うわけで入山料200円サービスでした |
ウツボクサ ヒメクワガタ ハクサンチドリ
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ハクサンフウロ ツマトリソウ コケモモ
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マルハダケブキの蕾 イワカガミ スズラン
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マイズルソウ ミツバオーレン リンネソウ
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ウスユキソウ ベニバナイチヤクソウ アズマギク |