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コース26(雑木の山道)の終点本宿バス停が今回の起点だ。 |
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舗装の道をのんびりと歩くと1kmで山道に入った。
植林の下は枝に積もっていた前夜の雪が時折、ドサッと落ちてくる。
山の空気は冷え冷えとして体は深々と感じる。
晴れる予報なのにお日様は何所へ行っているのだろうか・・・
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サラサラと散ってくる雪、ドサッと容赦なく落ちる雪で上着が
湿っぽくなってきた。
雨カッパに着替えたが次第に雪は多くなってきた。
山道から舗装道路に飛び出ると、そこは一面の雪景色だった。 |
ほんのりピンクの梅の花、ミツマタの黄色の花たちは寒そうに
しっかりと雪に覆われている。 おー!寒そう!
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今年初めて見る霧氷の幻想的な景色だ。
思いがけず出会えたこの景色に感動だ。 |
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足場が悪く崩れた急坂の道を慎重に下ると梨木温泉の裏に出た。
やれやれ・・・旅館の庭に出てしまい防護柵で庭内をウロウロ。
丁度昼時、(旅館にダメもとと駐車場の隅でランチタイムをお願いしたら
あっさりと断られてしまった。
仕方ないでね、今日は金曜日で宿泊客がこれから大勢見えるという。
メンバーたちの話
高級旅館で宿泊代はお高いそうよ・・・
お忍びの宿だって・・・
フーン・・・来てみたいね・・・
我がメンバーたち、いつも病気、終活の話が多くなる昨今、ちょっと華やいだ
瞬間でした。 |
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旅館前の赤い橋を渡り県道335号にに出ると橋の際に関東ふれあいの
みちの案内板があった。
何処かお昼を食べる場所がないか?
県道から直ぐ左に標識があり、再び山道に入る。
植林の下にふれあいのみち石柱、少し離れた所にふれあいのみちプレートを発見。
ここでめいめい適当な場所でランチタイム。
幸いにも風が無いのが何よりだが寒くて長居は出来ない。
早めのランチタイムを済ませて先を急ぐ。
まだ道中の半分も来ていないのだ。 |
関東ふれあいのみち石柱 |
杉林の中にプレート |
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木立の中に昔の冷蔵庫、貯蔵庫跡があった。
(内部のおんどを一定にして光を避け、さつまいも等を保存していた)
山の斜面にその跡らしきものは見当たらなかった。
この先に木の階段が現れた。 |
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草木は雪の重みで行く先を塞ぎ、道があるの? |
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再び木製の丸太階段。
結構長いね・・・ |
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木橋を渡ったり、整備されているようだが 雪道で危険が潜んでいるような
場所もあり右下は結構な深い谷があるので慎重に進む。 |
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上からはドサッと雪が落ちてくる。
時折、周囲がほのかに明るくなってきたりするが
陽射しは望めそうにない。 |
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鉄製の階段を一気に上がる。
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思いがけない雪山だ。
ぐっしょり濡れた手袋の替えは無いし、手先が冷たくなってきた。 |
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行く手の笹薮は雪の重みで塞がれている。
道は鮮明ではないので勘で道らしき道を進むと、その先に
しっかりした道が続いて、ホッとすることしばしばだった。
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雪は凍っていないから、石ゴロの道より歩き良い。 |
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撮影ポイント 上板橋4.9kmの標識
ここから平坦な林道になった。 |
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やれやれと思ったのは束の間だった。倒木のオンパレード!
両手両足を駆使して大股を広げて倒木を跨いだり、潜り抜けたり
股関節痛の私には辛い山道だ。
何十本の倒木と闘っただろうか・・・
やっと県道に出て楽になった。 |
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今回は逆コースだったが、国道353号線分岐から上板橋までは
前回に歩いているので分岐の案内板で良いとすることにした。
ここからは国道を歩き
デポしてあった1台にドライバー 3人が本宿まで車の撤収まで30分以上かかりそうなので我々は近くのサクラソウ公園で待機することにした。
トイレもあり、公園は春の観光客を迎えるため、園内の清掃が行われていた。
じっとしていると寒さがじわじわと体の芯まで凍りつくようだった。
防寒着をあるだけ着込み熱いコーヒーで暖を取っているうちに
3台の車がやってきた。
天気予報は全く予想外だったが無事に今日のコースを楽しめて
良かった。
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