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県道前橋赤城線を大沼に向かうと新坂平周辺は
ツツジの大群落だった。
道の両サイドはカメラマンが大勢立ち、雲の動き、風、空気の
一瞬のビューポイントに目を光らせていた。
私達はレンゲツツジの大群落を素通りして
今回の起点ビジターセンターへ向かった。
全員がビジターセンターで下車して、終点の赤城温泉へ車を1台置きに行った
待つことおよそ1時間。
1台の回送車が戻り10名揃って出発だ。 |
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ツツジのみちの起点の案内板がある。
覚満渕は 標高1360m、周囲500mの沼の周囲は
湿地帯となっている。
このおじさんは真剣にコースを検討中で動く気配がない。
うっかりして撮影ポイントの写真を撮り忘れてしまった。 |
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今回の撮影ポイント 覚満渕
これは終了後に撮影した
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沼の東はレンゲツツジが見ごろを迎えていた。
ここも鹿の対策で防護ネットが張られ、通行は2か所
ネットを潜り抜ける。
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覚満渕は周りを囲んで木道が整備され、1周30分ほどのハイキングが
楽しめる。4月末〜7月にかけて様々な種類の高山植物が咲き、
秋は草紅葉が美しい。
覚満渕から地蔵岳を眺める。 |
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長七郎のすそ野を通り、小沼の入り口に到着。 |
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新緑の眩しい山道に入る。
ハルゼミが賑やかだ。 |
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樹幹から大沼と赤城神社の真っ赤な橋が眺められた。 |
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少し歩くと小沼の入り口に到着した。
ここから車道をそれて左の山道に入る。
小沼の西を巻きするように進む。 |
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お馴染みの関東ふれあいのみちの石柱が早速現れた。 |
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眩しいような萌黄色のトンネルをくぐり、皆さん快調な様子だ。
私は白ヤシオが無いかと視線はあたりをキョロキョロしたが
見当たらなかった。 |
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血の池
なんかおぞましい名前の池
何か伝説でも?そうでした。
伝説の記に夢中になり話を膨らませているうちに
すっかり血の池の写真を撮ることを忘れてしまった。
でも水は涸れて草原に化していた。
昔、赤城の原に老夫婦と一人娘が住んでいました。娘は、たいそう美人だったので、言い寄る男が沢山ありました。
娘はそれをいやがり、「この空き地に井戸を掘り、もし水が出たら嫁になりましょう。」と言ったのです。
ある男が毎日休まずに掘って、ついに水が出るとわかったとき、娘は急死し、血がその井戸に入りました。
そこを血の池と呼ぶようになったのです
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ちょっと車道に出るとふれあいのみちの案内板があった。
標識がチョコチョコ 有るので大助かりだ。
再び山道に入り軽井沢峠へ向かう。 |
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樹幹から遙か谷の奥に終点の赤城温泉郷が見え、
まだまだ先は長いぞ! |
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山の斜面の清楚なクサタチバナ に励まされる。
ツツジの花はすっかり影を潜めていたが、最盛期はさぞかし
素晴らしい道だろう。 |
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このような荒れた登山道が何か所かあった。
足を滑らせたら一気に奈落の底に行きそう。 |
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短いけれど鎖場があり、岩が濡れているから要注意だ。 |
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荒山から下った避難小屋に出た。
ここでゆっくり休憩しランチは棚上十字路まで我慢することにした。
(私は朝食が早かったので、お腹ペコペコ)
お馴染みの棚上十字路のあずまやは独占状態で
楽しいランチタイム(11:10〜11:50) |
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頻繁に関東ふれあいのみちの道標があり
助かる。
終点の赤城温泉バス停の道標が現れ、もう少しだ!
道は歩きよくてツツジのトンネル。花は時々レンゲツツジが
見られるくらいだ。 |
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雑草に隠れてこの標識も・・・
あと1kmだ。頑張ろう。 |
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二つ目の関東ふれあいのみち石柱。
二つあるなんて珍しい。 |
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濁流で流されたのだろうか?
梯子は壊されてしまっていた。 涸れた沢を渡り上り坂になった。 |
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目の前が明るくなったらふれあい橋の大吊り橋。
下はゴーゴーと沢音が響いていた。
大吊り橋を渡ると急な鉄製の階段の登場だ。
手すりにしっかり捉まり一歩一歩 上がると赤城温泉の駐車場に出た。
無事に今日のふれあいのみちは終了した。
車をビジターセンターまで回収に向かう。 |
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終了後のおまけ
県道大胡赤城線の今日は車の交通量が多く、時々対向車にヒヤッとする。
途中の展望台に寄り関東平野を一望、残念ながら富士山は雲の中だった。 |
ビジターセンターから帰路は前橋赤城線沿いの新坂平付近の見事なレンゲつつじの群落
見晴山へ上ったが、ヤマツツジは遅かりし、レンゲツツジが丁度見ごろを迎えていた。
亡くなった父が冥途の土産に赤城のつつじが見たいと、姉妹でここに連れてきた想い出の場所だ。
いつもここを通過するたび父を思い出す。
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