猛暑から逃れて花の宝庫
池の平湿原へ
          
篭ノ登山の西南、標高2000m圏に位置する湿原で、
浅間・烏帽子火山群に属する三方ヶ峰火山の旧火口が湿原化したものである。
湿原は直径700mほどの広がりを持ち、三方を低い火口縁に囲まれているが、
東南方は谷に向かって開いており、放開口と呼ばれている。
湿原の西南隅近くには池塘もみられるが、全体に乾燥による草原化が進んでいる。

       と言う訳で今日は未踏の湿原の東からゆっくりと歩くことにした

                                                                                  
2021.7.19 (月)                                     

      梅雨明けと同時に猛暑の毎日が続き、何処か涼しい所を歩きたいね・・・
友人のお誘いに私は先日も訪れたばかりだけれど、池の平湿原の三方が峰の
コマクサがまだ咲いているかも・・・
須賀尾峠下の新しいトンネルを通過してみましょうと倉渕村から地蔵峠へ向かった。
池の平駐車場は平日だったのでまだ、余裕があった。

 

11:00 出発
いつもは案内板の右から湿原へ下って行くが、今日は池の平だけなので未だ歩いたことがない放開口の東コースを歩くことにした。

駐車場から池の平の入り口まで数分の間にお花がいっぱい!
    


 放開口へ0.8km
道はやや下り気味、ときおりご年配の御夫婦に行き会うくらいで
静かな道だ。
 

カラマツ林の中に小さな花たちがあどけなく咲いている。
 
グンナイフウロ               ヤマオダマキ                  アヤメ
    
 

樹幹から周囲の山の展望が開け、浅間山方面。

 

暫く針葉樹の森を歩くと突然視界が開けた。
ここが池の平湿原の南端らしい。
カメラを持ったハイカーの姿多くなった。

山側にはシャクナゲの木が多く、まだ咲いているものもあった。
 

 11:30 放開口
700mほどの広がりを持つ湿原は三方を低い火口縁に囲まれて
いるが東南方向は谷に向かって開いていて、放開口と呼ばれている。


何度も池の平は訪れているが、東側は歩いていなかったので
また、新鮮な湿原の様子だった。
 

木道の脇の湿原に小さな花たちを愛でながら爽やかな風が快い。
木道脇で広々した湿原を眺めるだけで気分は爽快だ。

ネバリノギラン、オトギリソウ、シャジクソウ、アヤメ、カラマツソウなど
ざっそう

休憩所で大勢のハイカーがベンチで昼食していた。
私たちも涼しいベンチで
ランチタイム(11:40〜12:20)

その後、一登りでコマクサの丘へ行く。
 

 湿原とここからお別れしてコマクサの丘へ登ります。

  まだ咲いていました!
6月のには見られなかった白いコマクサがいくつか見られて良かった!


 
 
グンバイヅル

クリーピンクタイム

 
 
カラマツソウ            シナノオトギリ               ウツボクサ
    
 
オオヤマフスマ  お初にお目にかかります!!
  
 
白いコマクサ               ウスユキソウ               カワラナデシコ
    
 

 三方が峰(2040m)

遠望は今日はダメです
 

見晴岳(2095m)
木蔭でお茶タイム 
 

苔むしたピグミーの森
森の妖精が住んでいるのかな?
 

雲上の丘から中央にあさまの山頂が見えていた。
 

 雲上の丘
山座同定盤があったが、やはり遠望は効かず
アルプスの山が懐かしく思い出されるだけだった

再び森の中へ、、、


 
 森の中の素敵なベンチ
倒れたカラ マツから枝がまっすぐ空に向かって伸びてる。
これは、霧の多い池の平湿原だからこそ生きていら れます。
根から水分を補給できない分、木全体で霧 から水分を
補給しています。

6月に訪れたときはダンスの女王様5人が腰掛けて
楽しく団欒した場所だ。
 

 冷ややかな風に吹かれてもう、、、今日の山のお散歩は
終わりが近づいて来た。
 

 帰路は高峰高原ホテルの日帰り温泉コマクサの湯で汗を流し、
ラウンジで美味しいコーヒータイム
目前に広がる展望は真っ白の夏雲に覆われて見ることが出来なかったが、佐久市の街並みと雲の動く美しさに見惚れました。

今日は平日なので高峰林道を歩く若者の姿は全くなかった。

今日も幸せな一日でした!!   

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