備前楯山&松木渓谷
   (1272m) 

                                                                        2021.5.3(月)                                 

     過去の記録
1996.10.13
         2010.5.10(月山・備前楯山)     
      2016.9.30(関東ふれあいの道)

参加者  野ばらの会7名
コースタイム
市民プール7:30~
🚙舟石峠9:30→山頂(10:30~10:50)→途中ベンチでランチタイム(11:20~12:00)→舟石峠駐車場12:20

松木沢渓谷へ車で移動
親水公園駐車場12:50→ゲート13:10→鉱山跡施設跡14:05→松木沢渓谷分岐14:10→民衆の杜(14:10~14:30)→ゲート15:00

 

広い駐車所は既に10数台の車がゾロっと並んでいました。
駐車場から直ぐに登山道が始まります。
5年前に栃木県の関東ふれあいの道で銀山平から
備前楯山経由で古川橋まで歩きました。
当時はまだまだ元気だったのですね・・・・・
最近はどんな山も一座だけです。


昨日が強風だったから今日は風が収まったかと思いきや(-_-)
凄い風です。

ミツバツツジが今や満開で見頃でした。
写真をたくさん撮ったのですがメンバーたちが見惚れて
動かずミツバツツジも片隅に追いやられて写っていませんでした.

 

尾根に上がると風が更に強く落ち葉と一緒に飛ばされて
しまいそうです。
アカヤシオは昨日の風と雨で大分散っていました。

仙人が岳で素晴らしいアカヤシオを堪能したから我慢です。
登山者が次々に下ってきます。
 


花より今日はカラマツの新緑に出会えて満足な私です。 
 


上空は風が唸り声を上げて尾根から落ちそうになりました。
 

備前楯山山頂
山頂は狭いのでゆっくり出来ません
更に奥の展望台に向かいます。
 

展望台の山座同定盤で双眼鏡を出して先ず一回り眺めます。
男体山はじめ日光の山並み社山、半月山 左の奥にちょこんと
皇海山も頭を見せていました。

今日の目的は孤高のブナを見ることです。
今まで何度も訪れていながら確認が出来ませんでした。
 

    


ズームの孤高のブナの木!!
画面中央が孤高のブナの木
画面にマウスを当ててください
肉眼でも見えました!満足でした!左が中倉山?
行ってみたい!!
 
 

狭い山頂に次々にハイカーが訪れるので、長居は禁物
下山します。
往路にランチする場所を目ぼしを付けていたので、
風に追われるように慎重に下ります。

ベンチが在ったけれど風を避けてベンチのすぐ下に
ソーシャルディスタンスで草原に陣取りました。
 

下山後、松木沢渓谷の予定なのでいつもより早目のランチタイム。

山桜とミツバツツジのコラボレーション
往路に気づかなかった山桜とミツバツツジ。
 

松木渓谷銅親水公園駐車場へ
松木渓谷は本山精錬所があった所から北西へ約3kmの渓谷です。
「日本のグランドキャニオン」と言われています。
 

驚きです!
下の駐車場は満車、路駐も長い列で、やっとスペースを見つけて
公園へ、、、、園内の人影はまばらでした。
皆さん何処へ?
資料館の方の話では駐車の方は中倉山へ登山だそうです。
やー!びっくりですね。
何処の山も登山者で大賑わいです。
資料館は松木の歴史を始め、郊外や緑化事業の歴史などの
写真や資料が展示され、マジックビジョンやミニシアターで
松木渓谷や足尾に関する情報が提供されているそうです。
 

私たちも以前は何度も足尾へ植樹に参加しました。

駐車場の上の道路に戻り、ゲートをくぐり、松木沢渓谷へ
向かいますが、松木渓谷の標識も案内板も無く二差路の道を
折り返したりしました。

 
 

 
製錬所の煙害により、足尾の山々は壊滅的なダメージを受け、
不毛の土地となりました。このため、雨で山から土砂が流れ出し下流に堆積する現象が多発、河川氾濫のリスクが高まったそうです。足尾ダムは、上流の山々から流出した土砂を堰止めるために建造された砂防ダムで、渡良瀬川・仁田元川・久蔵川の3つの河川が交わるこの場所が建設地に選ばれました。
砂防ダムとしては、国内第2位の規模を誇り、水が激しく流れ落ちる
様子は壮大です

河原でバーベキューしているファミリー、、、
登山者の姿も多く見られました。
中には若いカップルがヘルメット持参で、皇海山からジャンダルムを
歩いてきたそうです。
穂高のジャンダルムよりきつかったとか・・・・・・
 

まだまだ山ははげ山です。
荒涼とした山肌に早く緑が戻ってくると良いです。

自然災害、人工的災害いずれも復旧するのに長い年月が
掛かります。
 

大きな看板があり、説明がありました。
 

黒い土砂はカラミと呼ばれる銅山の廃棄物の山だそうです。
山奥にこのような景色が広がっているとは意外でした。
 

 施設内は廃屋のような荒れた小屋が見えました。
更に奥に進むと栃木の雄大な山々が見えてきました。
 

 鉱山施設跡の石垣は一部補修された箇所もありました。
荒れ果てたこの松木村は江戸時代は豊かな村だったらしいです。


正面が中倉山でしょうか・・・・・
 

松木村の住人のお墓?
この村から一度も出ないで一生を終わった方もいたかも
しれませんね。
 

 民衆の杜
 

まだまだ道は続いています。
もう少しでジャンダルムが見える場所なのですが、
しばしお茶タイムして時間が無くここで折り返すことにしました。

今日はおまけの観光でしたが次回は松木村の歴史に
深く勉強して再度訪れてみたいです。

期待したカモシカに会うことが出来なかったのが残念でした。
   

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