黒檜山〜小黒檜山
(1828m)     (1644m)


                                                         2016.6.3(金)
参加者
CL田所、野中、桜井、その他1名、藤井

 市民P7:00〜〜黒檜山北登山口8:00→猫岩8:30→稜線分岐9:55⇔黒檜大神→展望台10:15
→小黒檜山(13:10〜14:00)→標高1373m地点15:30⇔車回収16:10

黒檜山は赤城山大沼の東に聳え、四季を通じて数えきれないほど訪れている。
山頂から直ぐ北の展望台から北に反射板の立つこんもりした小さな山が小黒檜山だ。
いつもそのこんもりした頂を見ながら興味があった。
が、ルートが無く藪漕ぎを覚悟しなければならない。
体調が今一だが又とないチャンスにGO!!



平日の為、駐車場は1台の車も無い。
北登山口から黒檜山の山頂へ向かう。

このコースは何度も歩いているが
結構な急登が続き、ゆっくりと焦らず歩を進めていく。
足を痛めてから早歩きと歩幅が大きく歩けない。
どの山へ行っても最近は俺らは追い越され隊だ。

今日のリーダーは同年代のベテランT嬢、そして同行者は
皆、気心が知れている同世代の仲間達なので、体調が今一の私も
安心感がある。


登山道から眼下に大沼が鮮やかに美しい。
正面の地蔵岳の左に富士山が見えるとあるが、快晴ながら
その辺りは雲があり、定かに見えなかった。


足元に、たった一輪マイズルソウが咲いている。
群落からはずれ、健気に岩の隙間から顔を覗かせている。


山頂は素通りし、展望台へ向かう。
数人の登山者がいるだけだった。
正面の山が今日の目的の小黒檜山だ。

どんな景色が待っているのだろうか。
高揚する気持ちを抑えて、どこから踏み出すか北側を歩いてみたが
やはり、展望台の先端のザレた急斜面から尾根を下ることにした。



急な笹の斜面を下って行くと、シャクナゲが見頃を迎えていた。
下りに弱い私をリーダーのT嬢は私の足元を気遣って一歩一歩、親切に
誘導してくれる。
メンバーは情け容赦なく笹を振り分けぐんぐん下って行ってしまう

もう、今日はリーダーに甘えるしかありません。


藪の斜面から苔むした八ヶ岳を思わせる林床が現れた。
時々、リーダーは地形図とJPSで位置確認するが、少々尾根から右に
ずれているようだ。

笹薮が深く、足元は段差が有ったり、枯れ枝が絡んだり
股関節が撥ねてしまいそう。

(ここまでの藪とは・・・、行くも地獄、帰るも地獄・・・)
身の程知らずとはこのことだ。


ミツバツツジの群落、色鮮やかで綺麗です。
道なき道はずっと笹の急な下りだ。


下ばかり見ていたら、上にウラジロヨウラクが満開だ。

小黒檜山が次第に近くなってきたが、まだまだ左方向へ行かないと
稜線に出られないようだ。

左の尾根に向かって急登の斜面を笹を掴み、体を引き上げるように
這いずり上がる。
笹は私の顔の上まで覆い、掻き分け掻き分け足は重たくなる一方だ。

岩場の小広い場所で軽く、腹こしらえすることにした。
今の私の体調には、とてつもなくキツイ。


ようやく稜線に辿り着き、平坦な道になり、かすかに笹の中に踏み跡らしきが
あった。やーれやれ。

ダケカンバの木肌が美しくこの景色に救われる。

緩い傾斜をひと登りで反射板のある山頂に到着。


山頂に小さなプレートがあった。
初めての山頂で集合写真、ハーイポーズ。
と言っても私はヘロヘロだった。
            

ちょっと遅いランチタイムして、下山する。


目前に黒檜山がドーンと大きく優美な姿を見ることが出来た。
下山は県道赤城道路を目指す。

頼りない赤いテープを見ながら尾根を下って行く。


尾根は切れて先端から少し戻り、左方向にトラバース君に急な斜面を下ります
落ち葉の吹き溜まりや湿った土地に足を取られながら
ひたすら歩き良い笹の斜面を下って行きます

リーダーはGPS、地形図を眺めながら時折、現在地の確認を
しています。
リーダーと談合中、私は足に力が入らず自分の体の確保で精いっぱい(-_-;)

更に下って行くと赤いテープを幾つか現れ、ホッと一安心でしたが、
それは束の間でした。

微かな踏み跡らしきを下って行くと伐採地に出て作業道がありました。



作業道を進んで行くと県道に出た
標高1373m地点です。

が、、、リーダーは五輪尾根に近い県道に出たかったようで、ちょっと
不完全燃焼様子だった。

この地点から県道を北登山口の駐車場まで3,40分の歩きですが
ドライバーのH氏は一人車を取りに行ってくれました。
ヘロヘロの体調不調の私は大助かりでした。

歩行時間の3〜4時間が限度の私は本当に苦しい山行になりました。
達成感はとにかくメンバーの足を引っ張る結果になり、
自分の今の体調を思い知らされた。

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