小地蔵岳
(1574m)

                                                         2016.6.10(金)
参加者
CL田所、野中、池田、藤井

このルートは桐生側からのアプローチのひとつで、柏山通り(鳥居峠越)と呼ばれ、大正時代の登山案内書にも
「岩壁躑躅(つつじ)類多く、初夏の花と秋季の紅葉等共に捨てがたき景なり」と讃えられた、由緒正しい登山道だ。

 市民P7:30〜〜利平茶屋森林公園9:10→ケーブル跡の石段10:20→鳥居峠10:40→長七郎登山口10:45

小地蔵岳分岐11:30→小地蔵岳(11:45〜12:30)→鳥居峠13:00→林道分岐13:10→御神水13:45→登山口駐車場14:45



県道70号線の裾野の終点、標高1,000mの赤城山登山口にある
桐生市利平茶屋森林公園
。立木に囲まれた園内は鳥居川の清流が流れる。
春には水芭蕉、菖蒲が可憐に咲き誇り、また、夏はキャンプやバーベキューでにぎわう桐生市の運営する公園だ。


キャンプ地内の管理棟前に鮮やかなクリンソウのお出迎えだ。 

キャンプ場を過ぎると右に登山口がある。
高台の広場の最奥まで行ってみれることにした。
そこにはコンクリートの階段が、上に向かって伸びている。
これは、昭和42年で営業を終えて今は廃線になった赤城山ケーブルカーの
起点だ。
目指す鳥居峠まで、わずか6分で到着したそうだ

その広場に標高1030mの標識があった。
ここから小地蔵岳(1574m)まで歩くことになる。


キャンプサイト広場から登山口に戻り、ここから未知の登山道が始まる。
いつもながら初めてのコースに心が高揚してきた。

ここも熊注意の看板があった。


途中で会った管理棟の方から2か所崩壊しているから
気をつけるようにと注意された。

ハルゼミの騒々しいくらいの合唱に包まれる。
でも、新緑が美しく。足元の小さな山野草に元気つけられた。


二人静が静かに可憐な姿を見せてくれる。


ここが崩壊個所だ。
ロープが付いているので慎重に歩けば問題ない。


      
ジュウニヒトエ           クルマバソウ         ミヤマクワガタ           ?


軌道跡が左に見え隠れしたが、コンクリートの石段と合流した。
階段は急勾配なので往路に歩き、帰路はここへ左から廻ってくる。
天国まで続いているかと思わせる長い長い石段。

急な石段を一段また一段と鳥居峠をまでゆっくりと上がる。
ここは軌道跡の両脇に石段がありケーブルの頂上駅舎だ。
ケーブルカー山頂駅は、今はサントリー・ビア・バーベキューホールになっている。



鳥居峠
通常、この周辺まで車できて黒檜山、地蔵岳、長七郎山へ登山する。

右の小さな丘のような山が先日登った篭山、その左に駒ヶ岳だ。
黒檜山は、駒ヶ岳の奥で姿が無かった。

今日は気温が30度の予報だ。
下界は真夏の暑さだが、ここは風が爽やかで気持ち良い。


鳥居峠から覚満渕が見渡せ、レンゲツツジの花盛りだ。


鳥居峠から長七郎へ向かう。
新緑と山ツツジのコントラストが素晴らしい。


やがて小地蔵岳と長七郎の分岐の標識があった。

今日は小地蔵が目標なので長七郎はパスする。
途中で中学生の団体にあったが、長七郎の山頂も100人位の生徒が
昼食中という。


小地蔵岳(標高1574m)
利平茶屋から標高差500mだ。

灌木が茂り、展望がなく、ランチはすぐ下の広い平坦地で
ゆっくりとすることにした。

リーダーはお湯を沸かして美味しいコーヒーを淹れてくれた。
coffeeののお供はいつものようにN嬢のチーズワッフル。
満足!満足!


さて、下山だ。
鳥居峠の茶屋の右のゲートから林道をあるくこと10分位。


左に標識があり笹を分けてはいる。
先日の小黒檜山の笹に不安があったが、こちらはしっかりした登山道が
ホッとした。


ピンクのリボンがあり道は歩き良くルンルン気分だ。


階段下に御神水がある。
斜面を下り、水場に下りてペットボトル2本に水を汲んだ。

20数年前、水場まで階段を下ったことがあったが
記憶ではこんな小屋は無かったような気がする。


下山はゆっくりとキャンプ場へ往路を戻った。

くろほねの道の駅に「ルバーブ」を予約してきたので帰路に
立ち寄り買って帰った。
(これはジャム用に私が毎朝食べるヨーグルトに入れる。
繊維が多くてヨーグルトによく混ざるので重宝している。

同世代の仲間たちとのんびりと楽しい一日を過ごせたことに
感謝の一日でした。

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