鳥海山
(2236m)


                                                 2015.7.26〜28
過去の記録
2002.7.29   2008.9.6


友人の一人が鳥海山の姿に魅かれ、鳥海山に登りたいと・・・・・
今、体調が悪い私に長丁場の山を歩くことが出来るかどうか。
過去の2回は麓から日帰りピストンだったが、今回は年齢的なこともあり
長丁場な運転等を考慮し、初日はお浜小屋まで、2日目にお浜小屋から山頂をピストンし
更に下山後登山口近くの山荘に1泊することにした。
東北の天気予報はずーっと雨が続いていたので毎日予報と睨めっこしていた。

コースタイム
自宅4:30→
鉾立駐車場10:45→賽の河原(12:20〜12:50)→お浜小屋13:35 

 1日目(26日)



交通渋滞がなく順調に鉾立駐車場に予定より一時間以上早く到着。
駐車場はかなり混雑していたが、まだまだスペースはあった。
支度を整えてお浜小屋へ向かう。

以前は前夜発で山頂ピストンだったが、今回は年齢を考慮して
初日の歩行時間は三時間にし。、お浜小屋に宿泊することにした。


舗装された道を登るとホタルブクロが集団で出迎えてくれた。

直ぐに展望台があり、階段を上がってみると遠望はダメだが
すぐ下に駐車場が見えていた。
日本海の海岸べりまで見渡すことが出きた。


登山道は100名山の威力、よく整備され歩きやすい。


賽の河原付近からガスが濃くなり、降らなければよいと
それだけだ。でも天気は回復傾向だったので明日に期待!

風が冷たいので賽の河原の手前で昼食にした。


今日は時間の余裕があるから気分的に楽だ。

見覚えのある鳥居が、、、
お浜小屋だ。
先着が2名いるだけだったので、好きな場所に陣取った。
 


部屋は狭いが14人でゆっくり横になれた。
 この小屋はトイレが外、なるべく入り口の近くで風の入らない場所を
選んだ。
ところが引き戸の音が少々うるさくて参ったが寝込んだあとは全く
気にならずに助かった。
             


    
鳥海湖
夕方、小屋の主人が鳥海湖が見えてきましたよ。周囲は色とりどりの花が咲いて感激だ。
 

山頂も姿を現してきた。 


西の空が雲海の上に赤く染まって二度と帰らない今日の終わりだ。
神様!
今日も一日幸せな時間をありがとう!
感謝、感謝、、、、、

夕食にビールが飲みたかったが、トイレが離れた外なので
グッと我慢だ。

なのに夜二度もトイレに起きてしまった。
でも、海岸線の灯り、イカ釣り船の灯り!!
満天の星・・・北斗七星が真上に、素晴らしかった。

今日出会った花たち
期待のチョウカイフスマに明日会いましょう!
    


    


    


    


    

2日目 (27日)
お浜小屋5:45→七五三掛6:40→御室小屋9:00→新山(9:30〜9:50)→御室小屋(10:20〜10:30)→
文殊岳12:15〜12:20→七五三掛13:00→お浜小屋(14:20^14:30)→賽の河原→鉾立駐車場16:20


上空は暗雲、下には燃えるような太陽。
昨夜、不意に東北南部が梅雨明け宣言になった。

私もそうだが連れたちの歩調がゆっくりなので早めに出発することにし
朝食は持参した。

だが、なんやかやで朝食は軽く済ませて5:45出発した

相変わらずガスの中だ。


     

お浜小屋から先はお花畑が素晴らしくまるで天国にいるような気分だ。

   


七五三掛の外輪山と千蛇谷の分岐。
ガスが濃いので下の谷コースを行くことにした。

前回はここで一人リタイアしたのでリーダーが残り
私がリーダー代行で10数人と山頂に向かったことが昨日のことのように
思い出された。


雪渓を渡り、登山道は左に入る。
ツルッツルッと滑りそうだ。


ここからは単調な登山道だが、山頂までIの標識に励まされて
苦しい登りも我が追い越され隊はマイペースで一歩一歩花を愛でながら
山頂へ向かう。


おぼろげに山頂の鳥居が見えた!

ザックとストックをデポしてサブザックに水とカッパ、冷えたトマトを入れて
新山に向かう。

新山直下に咲いていた
鳥海山の固有種チョウカイフスマ
     


これも鳥海山固有種 チョウカイアザミ


累積した巨岩の間を白ペンキを目指して慎重に上がる。
前の男性グループに直ぐに追いついた。
もたもたして気の毒なほどだ。

後ろを振り返り、「奥さんは岩慣れしているようですね」って
いつか四国の石鎚山でも同じこと言われたことがあった。

私は岩は得意ではないが他県から見れば地元の西上州の山々を
歩いているから自然と岩になれているのかもしれない。
 

              
山頂はまだガスで日本海、庄内平野は見ることが出来なかった。
あ、いつの間にか上空は真っ青に変わっていた。
 

新山の厳しい表情を眺めながら  冷えたトマトを丸かじり・・・
美味しかった!!
 

神社にお参りしてランチタイム。

下山は天気が良いので外輪山コースを歩くことにした。
このコースは初めてなのでワクワクだ。 
 

外輪山まで急な登り、鎖があったが必要はない。
関西弁のおじさんは「パワーがありますね」って・・・
私の体調は今日はとても良いみたい(*^_^*)
 

新山と御室小屋が見渡せる。
単独の関西弁のおじさん、長丁場の山では単独の方は大抵が人恋しいのか
やたらと話しかけてくる。 

ここから稜線漫歩の尾根歩き。
 

色とりどりの花を見ながら新山を振り返りながら楽しく快適な道が続く。
連れたちも満足な様子だ。 

 

山頂がどんどん遠くになる。
     
 

稜線の左には雪渓があちらこちらに残っている。 
お花に見惚れ、周囲の景色に感動しながら疲れもどこへやら・・・

と言っても 七五三掛けの分岐まで急な下りは股関節痛の私は
とても辛く長く思われた。
もう先が見えてきたので七五三掛けからゆっくり休憩しながら下山する。
 


鳥海湖は湖面が美しく静まり返っている。 

お浜小屋に預けた荷物を整理し、居合わせたご主人に挨拶して
もうひと頑張りする。
 


今宵は登山口近くの大平山荘に宿泊予定なので 
眼下に海岸線が見え、展望台でゆっくり休憩だ。

駐車場に予定通りに到着。

お疲れさま!!
 

なんたって岩ガキで生ビール1杯!二杯 !
昨夜から我慢していたから風呂上りのビールは最高だった。


        

          

      


3日目(28日)   おまけの観光

蚶 満 寺  (象潟市)
 かん  まん  じ             

     象潟九十九島の跡 文化元年{千八百四年)象潟地震の為に陸地となる
現在は天然記念物、国定公園に指定されている

     奥の細道
   元禄2年6月、俳聖松尾芭蕉が訪れて『奥の細道』のなかで
               「九十九島(つくもじま)」と呼ばれた当時の象潟の景観を絶賛している。
                

               


静かな庭内を30分ほど散策し往時海に美しく浮かぶ沢山の小島の
様子が偲ばれるようだった。


今回同伴の一人は何度かこの地を訪れて鳥海山の美しい姿に魅せられて
いつか鳥海山に登ってみたいと思いと念願を果たしたわけだ。
穏やかな山の表情は実際にあらあらしい一面を持つ山だったそうな・・・・

土門拳記念館(酒田市)
日本で最初の写真美術館


の記念館も同伴者が以前訪れた時に
「嫁の手」の一枚の写真に魅かれもう一度見たくて立ち寄ったのだが
生憎展示されておらず不明であった

私も是非嫁の手の写真を見たかったが残念だった

昼食は一時過ぎに海鮮市場に寄りシェフおすすめ奮発してランチにしたが今一だった。
窓際の席からフェリーを眺めながらゆったりした時間だった



我が家に到着は夜10時過ぎ
長時間運転お疲れさま!
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