二つ岳(榛名山)
雄岳〜雌岳〜孫岳

1,343m 1,306m 1,271m
                                                 2015.12.17(木)

 参加者 CL藤井、小野里、野中、篠田、桜井、吉田、高橋(厚)

コースタイム
森林公園管理棟9:20→2合目石柱9:25→雄岳・雌岳分岐10:15→雄岳10:45→雌岳(11:25〜12:10
→避難小屋12:20
→屏風岩12:22→孫岳取りつき12:30→孫岳(12:40〜12:45)→孫岳取っ付き12:55→蒸し湯跡13:30→管理棟13:45

ゆっくりのんびり山行に嵌っているこの頃、どこか近場の山が無いかなぁ・・・
そうだ!榛名の二つ岳へしばらく行っていないから、暇そうな友人にメールをしたら即答が6人。
9時に水沢観音駐車場に集合。そこから1台に乗り合わせて榛名森林公園管理棟まで20分足らずだった。

雄岳はなんと20年ぶりなのでネット検索していると二つ岳の近くに小さな孫岳があるという。
藪山らしいが標高が低いので登れたら行ってみたいな・・・
と、地形図を見ると、三つのピークが寄り添うようにあった。



管理棟に9時20分に到着。
当初の計画はここからワシの巣風穴を経由し雄岳から雌岳、
オンマ谷を歩く予定だった。

私の内心は孫岳が溢れていた。
雄岳は数年前、孫たちと歩いて記憶に新しいが、雌岳は20数年ぶりだ。
近くに有りながら何となく訪れることが無く、いつでも登れると安易に感じていた。


遊歩道から、案内板のある2合目登山口に一気に駆け上がった。


石の階段をゆっくりと進む。
浮石もあり、落ち葉の下の小石に注意しながら行く。


冬枯れの木々から初冬の陽射しが柔らかく差し込んできた。
風は全くなく、一枚一枚と上着を調整する。


落石注意の立札が目に付き、うっかりと休憩もしていられない。

今日はクマ避けの鈴は不要だ。
何しろ賑やかだ。


何時落ちてくるかわからない岩、岩、岩・・・


次第に道は斜度がきつくなり、メンバーたちの口数が少なくなってきた。

体がホカホカ熱くなってきた。


雌岳が大きく目前に迫ってきた。。


8合目を過ぎるとオンマ谷との分岐だ。

東に相馬山が指呼の間に合った。


やがてテレビ中継塔のある雄岳。
山頂標と石祠、石灯籠がある。
山頂から榛名山の外輪山の名峰が望める。

数年前孫と訪れた時、ここで孫が蜂に刺され大泣きされてちょっと
ビビった私だった。
その孫は当時幼稚園だったが今は中2でバレーボールで頑張っている。


山頂から東の岩峰に立ち、落ちないように気をつけて!

ハイ!ポーズ。

孫岳の詳細は調べなかったけれど、雄岳から下山途中に標識が
有るような無いような不確かな情報だけ。


雄岳から雌岳に登り返しながら孫岳の標識がないか目はそぞろ・・・
避難小屋の手前から長い木の階段が続いている。

雌岳山頂
山頂は狭く標識の右に石祠。

20数年前の記憶は全くなかった。


目の前に水沢山、奥に赤城山すそ野が広々としていた。

山頂から直ぐ下の平坦な場所でランチタイム。
風が無く助かる。
ゆっくりランチタイムだったが、次第に体は冷気に包まれて
寒さが襲ってきた。

平日ながら次々にハイカーの姿が現れた。


避難小屋まで10分。
午後の陽射しは暖かく、快い。



下山の登山道の両脇にロープが張られてあったが、平坦な岩がゴロゴロし何処も
枯れ木だ。ロープが無ければ道迷いしやすい場所だ。

屏風岩を過ぎ右に孫岳らしきピークが望め、往復2,30分と思われる。

どこから孫岳に取りついたらいいかと思案しピークを見つめながら
歩くと、登山道は下りに入りそうだ。ロープの途切れた付近に
ザックをデポして、山頂へ向かうことにした。
立木に掴まりながら、ビニール袋、トイレットペーパーを小枝に巻きつけて
進む。


久しぶりに初めてのピークを目指す高揚感に心が弾む。
落ち葉の吹き溜まり、岩の間に足を踏み抜かないように
一歩一歩注意し、立木の間をすり抜けて行く。

大岩の左を巻くようにし、更に急斜面を上がる。
前方で「着いたよー!」

山頂には小さな標識二つが出迎えてくれた。
後方に先ほどの雌岳、雄岳が指呼の間に見える。

下山は目印のビニール袋を外しながらざっくをデポした所に戻った。


今日は孫岳に気を取られてオンバ谷はパスすることにした。
落ち葉をサクサク踏んで蒸し湯跡経由で管理棟へ下山する。


途中に石祠がぽつんと。
榛名山は古来山岳信仰を受けた山で麓に榛名神社がある。
標識はしっかりしているので迷うことはない。
 

蒸し湯跡。
傍らの説明板によると、大正初期までは蒸気が自然に吹き出していて、
スチームバスとして利用され、旅館も4軒程あって大変賑わっていたが、
大正初期に蒸気が止まってしまったため廃れたとのこと。
小屋内は壊れてしまっていたが、すのこ状に板が敷かれサウナの感じだった。
                     小屋内
             


 
岩めぐりコースを辿り、巨岩を眺めながらつつじの丘に出ると
直ぐ、管理棟が見えて今日の山行のフィニュッシュになった。 

太陽は山陰に隠れ、山は冷え冷えして夕暮のような雰囲気だ。
短時間な山だったが暫くぶりだったので新鮮に満足できた。
 

管理棟でマップを頂き、二つ岳のコースがバラエティに富み
今度はオンバ谷から二つ岳に来ましょう。

我が家から登山口まで1時間、初冬の山を楽しむことが出来た。

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