右京のむだ掘り
(忘年会下見)

                   
                          2014.11.19

右京のむだ掘りとは?
それは300年前に松平右京は水不足の箕郷、高崎方面領内十一ヵ所に榛名湖から取水計画で隧道が掘られた。
しかし、工事は難工事となり、落盤、土砂の崩落等で多くの死者が出た。
これを知った岡崎代官が猛反対し、工事は中断されてしまった。
一生懸命に掘った隧道は無駄に終わってしまった。
この遺構がむだ掘りとして榛名山外輪山にひっそりと人目につかずあるという。

関東ふれあいのみち榛名外輪山を歩いた時、同行の佐田嬢に案内を頼んだが
生憎くと夏草が生い茂り踏み跡が隠れて止む無く通り過ぎてしまった。
今回、忘年会の2日目の日程に時間の余裕があるので、このむだ掘りに興味津々にとは?
立ち寄る計画だ。しかし藪道に不安があったので下見に出かけた

 
参加者 CL横澤、梶原、野中、藤井

コースタイム
浜川P9:20→→榛名ゆうすげの道P10:10→スルス岩分岐10:30→右京のむだ掘り10:45〜10:50
分岐11:05→あずまや(11:10〜12:15)→ゆうすげの道P12:35
榛名湖畔ゆうすげ元湯 12:50〜13:20  館内見学



 
ゆうすげの道入り口の反対側の駐車場から榛名富士が大きく
ドーンと見える。

股関節痛に泣き、しばらく山道から遠ざかっていた私は榛名山はふるさとの山、隅から隅まで知っておきたいと以前から気になっていた右京の
むだ掘りに期待が大きい。 
 

ゆうすげの道の木道を相馬山に向かうと右にスルス岩が見える。
行人洞からの道と合流点に小さな木札が下がっている。

ここが降り口だ。南にかすかな踏み跡がある。
数日前、佐田嬢がピンクのリボンを巻いてくれてあった。

笹を分け入り、落ち葉の下に石ゴロと木の枝が潜み、結構な
急斜面だ。数日前から足の調子が良かったから、下り十分ほどの
道に挑戦したが、これは治りかけた股関節に十分な応えた。 
 

ピンクと黄色のテープを目当てにゆっくりと南西に下る。
十分ほどで右に大きな岩がありこれを巻くように右方向へ。 
先を行くY氏があったぞ!到着だよ。
大きな声がした。足元が水がちょろちょろしている。
 

右にぽっかりと高さ1.3m、幅1m、奥行き20mの隧道があった。
注意しないと通り過ぎてしまうような隧道だ。

中は真っ暗でほとんど何も見えない。
 


数歩踏み込むと水が滴り落ちる音が水琴窟のようなが洞内に
絶えず響き、静かで神秘な雰囲気がある。

最奥まで行きたかったが股関節痛の私は屈むこと出来ず断念した。

 

再び、急斜面を登り返したが、足を気遣いながら
ゆっくりゆっくりだったが、15分くらいで分岐に到着した。 
 

分岐の先にあずまやがあり、ここでランチタイム。
風はなかったが気温はかなり低く、1時間で体h冷えてきた。

後ろ振り返ると、スルス岩が聳えたち大きなちぎれ雲が
じっと動かず気持ち良さそうに浮かんでいた。 

  
昼食後、忘年会の宿泊地ゆうすげ元湯に部屋の割り振りと宴会場の視察し、帰途に付いた。
    


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