霧ヶ峰(新入会員歓迎山行)

                   
                         2014.7.13

標高1620〜1925mの霧ヶ峰高原は山麓の諏訪盆地からから暖かな南風が吹き上げて
この上昇気流に乗って諏訪湖(729m)からは多量の水蒸気が上昇してくる
100m上昇する毎に気温は0.6度低下していく為、諏訪湖よりも1000m以上高い霧ケ峰では、
湖上と比べて6〜7度気温が低くなっています。この為水蒸気は急激に冷却され、凝結し、霧が発生する。
霧の発生しやすいその他の条件として
@高湿A地熱が低く露点温度に近いB穏やかな風 
その全てを備えている霧ヶ峰はその名の通り霧がしばしば発生し
陽が上がって気温が上昇したり、強い風により消えて無くなるそうです。


参加者 CL八木他19名

コースタイム
浜川P5:00→→八島湿原7:30→車山乗越(1815m)9:20→南の肩10:05→北の肩10:30→
ゼブラ山(1776m)10:55→八島湿原12:10

                                                 今日は毎年恒例の新入会員歓迎山行だ。
                                                     私は都合つく限り、参加している。
                                        霧ヶ峰は20年以上前に同じコースを歩いているが、記憶はほとんど薄れてしまっている
                                        二度目がこれも大分前に扉温泉から八島湿原まで歩き、タクシーで扉温泉へ戻った。
                                       今日は一日ガスに覆われて展望がなかったためか、ただひたすらに草原の道を歩いて
                                                       昔の記憶を辿ることが出来なかった。
                                             ただ、鹿の食害だろうか、キスゲが大分少ない感じがした

  7:40 八島湿原を出発


 
広場で本日参加の新人さん6名が自己紹介
続いて、現会員の自己紹介。

リーダーより天気の都合で車山はパスするかもしれないと・・・
何とか下山まで降らなければよいと思いながら総勢20名が
ゾロゾロと歩き出します。
 

 
 

間もなく、カッコー♪カッコー♪
森の奥から聞こえてきた。

しかも場所を変えてからも鳴き声を聞いた。
カッコウ好きなカッコウおじさんに聞かせてあげたい!

木道沿いにはイブキトラノオ、ハクサンフウロ、キバナオダマキなど花盛り。

 
 

標高1500M〜1900M、一望さえぎるものなく、たおやかな起伏が
どこまでも続く霧ケ峰高原、日本では珍しいアスピーデ型火山の
産物だそうだ。
人との関わり合いは古く、旧石器時代、日本の黒曜石文化の中心地
として、狩人が獣を追っていたことから既に草原であったことが
想像できると・・・

果てしなく広大な草原に樹木が無く、見渡す限り自然がいっぱいだ。
草原にレンゲツツジが色鮮やかに咲いている。
美しい自然をいつまでも残しておきたい!
 

あれ!またカッコウ♪
歩きよい道がどこまでも続いている。 
 

ヨツバヒヨドリの群落
花はこれからが見ごろを迎え、アサギマダラが優雅に飛び交うのでしょうか 
 

9:20  車山乗越(1815m) 
右手に車山の山頂があったが雲行きが怪しく
残念ながらここから南の肩経由でゼブラ山へ向かう。
 

この尾根は中央分水嶺のコースだ。

風の通り道なのか冷たい風が吹き付けていた。
次第に霧が濃くなったり、ポツポツ雨が降ったり
遠望が利かない。

ウスユキソウ、ウツボクサ、ネバリノギランが風に揺れている。 
 

10:05 南の肩
10:30 北の肩(1829m) 

目前に美ヶ原のアンテナ群が見える。
 

10:55 ゼブラ山(1776m) 山頂。
ここで昼食の予定だったが風が強いし、空が暗くなってきたので
先を急ぐことにした。

待ちきれない大粒の雨が落ちてきた。
皆さんカッパを着用しだしたので、肌寒くなり私も急いで
久しぶりのカッパの着用だ。
 

ゼブラ山から南の肩(右)、北の肩(左)が見渡せた。

 
 

鹿の防護柵を越えて平坦になった道を八島湿原へ向かう。
木道が濡れて滑りそう、慌てないでゆっくりと歩きましょう。
 

12:00 八島湿原駐車場に到着。
濡れたカッパを脱ぎ、車中の人のなり、昼食予定地を探しながら
ビーナスラインを走る。

女神湖付近の運動場広場の片隅のベンチに陣取り
ランチタイムになった。

帰路は皆さん日帰り温泉で汗を流したが
私は入浴の用意を忘れたので温泉はパスです。

帰宅後、ゆっくり我が家温泉で汗を流して、ビールが美味かった! 

出会った花たち




    


    

 


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