東北の里山ぶらり旅
              
                                  矢祭山・滝沢渓谷・八溝山

                                                           2013.11. 11〜13                                                                                           

                                                   コースタイム
                                        11日 浜川P10:00→→矢祭駅(水郡線)14:00 矢祭山探鳥コース
                                   12日 滝沢渓谷
                                   13日 八溝山


11月11日 矢祭山
探鳥路コース
約8000歩

矢祭山駅(水郡線)14:00〜探鳥コース周回〜矢祭駅15:00
矢祭駅15:10〜夢想滝散策〜15:40


 
矢祭駅

福島県の最南端に位置し、水戸と郡山を結ぶ水郡線の
ほぼ中間にある。

この矢祭山の地名は、平安中期の永承6年(1051)、
源義家が奥州12年戦争の凱旋の途中、この地の美景を
賞賛し、背負っていた弓矢を岩窟に納めて戦勝報告の
祭りを開き、武運の長久を祈ったことからこの名が
起こったとされています
 

無人駅で無料駐車場がある。
駅舎に自転車が2台持ち主の帰りを待っていた。


駅の反対側の土産店の脇から階段を上がると矢祭公園だ。
天気は福島に入るころから雨模様になった。

公園内の日月橋の周辺の紅葉が素晴らしい
矢祭山の予定だったが、傘をさしては歩きたくないので
探鳥コースを散策することにした。

橋の手前にあづまやが有ったので身支度をのんびりとする。
しまった! 雨具がない!
友人の雨具を拝借。


丸太の階段と石畳が交互に現れ、落ち葉で滑る滑る。
何度も足を取られ、ヒヤッとする。
中山道の終盤が終わるまで無理が出来ない。
ストックも持参しなかったので、木の枝を探して代用とした。


紅葉が見事だ。対峙する桧山が立派に見える。
ヒヤヒヤドキドキしながら無事に1時間で一周し矢祭駅に戻った。

鳥獣保護区だが、さすが雨では小鳥たちのさえずりは
一度も聞こえなかった。


まだ、時間があったので久慈川の赤いあゆつり橋を渡り
夢想滝へ行ってみることにした。

河岸のモミジの紅葉が素晴らしい。
いつの間にか青空が広がっていた。

夏期なら桧山まで足を延ばせるのだが山間の町は
日暮れが早い。
残念だが、山頂までは行けそうにもない。


あゆつり橋を渡ると、双胎道祖神のかわいらしい石祠が
出迎えてくれた。

信州でよく見かけた心が和む道祖神だ。
 

岩のへつりを行くが濡れた岩と落ち葉が滑り、川に落ちたら
最悪だ。
四つん這いになりながら慎重に・・・怖ッ!! 

滝の手前には、おりこうさん・合格さんのお地蔵さんがあり、
子供連れに人気がありそうだ。


夢想滝
落差10m位だが水量が多く、見応えがある。

夢想の滝は、弘法大師がこの滝を訪れた際、滝の端で
護摩を焚き「無念無想の境地から夢を叶える」と
説いたことから、「夢想の滝」の名が付けられたと伝わっている。

滝から下り、久慈川のほとりを散策しながら展望台へ
向かったが床板破損のため侵入禁止。
じぇ!じぇ!

駅前の土産物店であゆの塩焼き(1本250円)
焼き立てで旨そう、ついつい1本頂いてついでに地酒も、、、
やめとこう(*^_^*)
温泉で生ビールが待っているよ。

今宵の宿湯岐温泉に向かう。


12日 滝沢渓谷

東北最南端の秘境 

約17000歩

阿武隈の秘境「滝川渓谷」は、全長3kmの散策路内に見事な滝が
連続する県内でも珍しい秘境のコースだ。
渓谷には、美しい滝、巨大な奇岩や天然の老木が茂り、
春の桜・カタクリ、夏の新緑、赤や黄色に彩る秋、また冬には滝の凍結など訪れる人を魅了する。



ホテルを出発し道の駅「天龍の郷」に立ち寄り昼食をゲット。
ところが、さすが東北の道の駅だ。我が家の近くで
見かけない美味しいそうな食品に朝食をバッチリ食べた
ばかりなのに目移りしてしまった。


10:10 滝沢渓谷第一駐車場に到着。

平日でも車がずらりと、また団体さんで賑やかだ。


    
おぼろ滝                    鋸歯の滝              見返りの滝


    
  みすじの滝                  せせらぎの滝                 乾杯の滝     


   
銚子の口滝
赤城の銚子の伽藍に似た滝
周囲の紅葉が素晴らしかった。


渓谷沿い路は良く整備されてある。


丸太の階段も・・・
渓谷沿いには
 

高度が上がるにつれて紅葉が益々綺麗!!
私はこんな柔らかな紅葉が大好きです

まさかここでこのような景色に出会えるなんて
予想もしなかったから尚更感動が大きい。
 

カメラマンのグループも・・・
カメラ担いであちこちに姿を見かけた。

良い写真が撮れたでしょうか? 
 

次第に道は平坦になってきた。
下ってくる人も大勢います。


 
12:10 滝川の里 に到着。
    (昼食12:10〜13:00)
ここまで車でも来られる。
  ランチは豪勢だ。道の駅で買い求めた
  お赤飯、山菜おこわのおにぎり
  かぼちゃの煮物
  きゅうりと大根のぬか漬け
  イチジク餡とむさき芋の大福
  みかん
  山頂の店「滝川の里」の十割そば


重いお腹を抱えて下山は林道大線(おおぬかり)を
ひたすら歩くこと2時間余り(-_-;)  
   疲れた! 疲れた! 
 

15:00 第一駐車場に到着。

駐車場の車は数台があるのみ、ほとんどの方は帰ったらしい。

疲れたけれど紅葉真っ盛りな渓谷の自然美を満喫することが
出来て幸せな一日だった。

昨年は西沢渓谷を歩いたが、知名度の低い東北の
渓谷歩きはほのぼのして心癒されたようだった。
 

13日 八溝山
(1022m)
約18000歩

八溝山(やみぞさん)は、茨城県・福島県の県境にある標高1,021.8mの山である。
栃木 県との境界も山頂の西方、直線距離で1kmに満たない至近距離にある。
茨城県の最 高峰。
清冽な水と豊富な緑に恵まれた八溝山は、山中を歩けばブナやナラの大木が生い茂り、
珍しい植物や小動物に出会うことができる自然の宝庫です。
八合目付近には、環境庁の「名水100選」の一つに選定された八溝川湧水群があり、
「金性水」、「龍毛水」、「白毛水」、「鉄水」、「銀性水」と呼ばれる五水は、
水戸藩二代藩主水戸光圀公が命名されたといわれており、多くの自然に潤いを与え、
ハイカーの渇いた喉を癒してくれる。


 
連泊したホテルから出発したのは9時になってしまった。
そして今日も道の駅で昼食を買い、ついでにお土産も・・・

10:40 日輪寺登山口 
既に先行者の車がずらり、なんとか隅に駐車出来た。
駐車場の直ぐ向かいかに標識があり、山道に入る。
 

10:50 ワサビ田 
道はワサビ田まで下り坂だ。
 

道は抉られて窪んでいる。
幸い上空の寒気襲来の冷たい風は遮られた。
 

11:10 日輪寺

坂東33観音霊場の第21番札所
あずまやでのんびり休憩。

ここは車道が通っているので山奥のお寺は参拝者があとを
絶たない。
私たちの姿を見て
「あら!歩いてきたのですか?」
驚いたようだった。

寺院の裏から再び山道に入った。
アスファルトの道だが車は通行できない。
結構な急坂だった。


 
11:55 銀性水
登山道から1,2分下るが水は涸れていた。 
 

12:00 八溝山山頂

八溝嶺神社
日本武尊(倭建命)の建立と伝えられる、古く から信仰の山
として地元の人々に登られてきた四季折々の姿が美しい霊 峰。
水戸光圀公の命名と云われる八溝五水は
日本の名水百選にも選ばれている。

意外な名水の山だった。
 

山頂の展望台 
  
昼食 (12:00〜12:50)

自然な山中に不自然なこの城、ちょっと興ざめです。

城の展望台は、高さ16.5メートル、
奥久慈の山々や那須、日光連山、阿武隈山脈を
一望出来、良く晴れた日には遠く富士山、太平洋も
望めるという雄大な眺望を満喫でるらしいが生憎く
今日はかなたの空は雲に覆われ遠望は効かなかった。
 

初めての山頂で記念写真 
あらー もうちょっと山頂の標識を入れて欲しかったなァ

手前に一等三角点がある。
 

13:05 金性水
沸々と湧き出ている。

 

下山途中の登山道の紅葉
素晴らしい紅葉に満足!満足!
 




 

13:35 旧道登山口の林道到着 

お土産は夫に名水を汲みお仏前にお供えした。
(生前、夫は山の湧水が飲みたいと)


下山後黒羽芭蕉の館(入館料300円)に立ち寄る。
ここは芭蕉がおくの細道紀行中、13泊14日と最大機関逗留したそうだ。
館内に黒羽(くろばね)藩主大関家の資料を常時展示
大関家伝来の甲冑や刀剣類が展示されてあった。
また、企画展として地域周辺の焼き物が展示されている。
ゆっくり廻りたかったが館内は寒くて長居が出来ない。
  

帰宅した翌日、道の駅で求めたイチジクの甘露煮を早速作ってみた
皮付きのまま砂糖、はちみつ、赤ワインで煮込んだ。
 


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