白馬岳〜唐松岳 (その2)

やっと今回は念願の不帰キレットを歩けそうだ。
が、、、昨日白馬山頂付近で右膝に痛みが走った。
ムムム?どうしようか・・・・・



いよいよ今日は今回の核心部を歩く。
朝食を済ませ宿舎を5:45に出発。

後ろを振り返ると、昨日山頂踏んだ白馬岳が立派だ。



白馬岳の姿に心が魅かれる。
何度見ても素晴らしい光景だ。
天気は上々、心は高揚し心配した脚はいくらか良さそうだ。

夏の強い陽射しだが、尾根を渡る風は冷たく快い。


杓子岳山頂(2,812m)
飛騨山脈(北アルプス)の後立山連峰にあり
長野県と富山県にまたがる


おー!後立山連峰の盟主鹿島槍ヶ岳の登場だ。
 

端正な剣岳の姿も 


振り返れば白馬岳が次第に小さく遠くなって行く。
何度も何度も振り返ってみる。


はるばる越えてきた白馬岳から杓子岳の稜線。

山頂コースと巻道が良く見える。


8:30
白馬鑓ヶ岳(2903m)
岩屑と砂礫の歩き難い道だ。

今日の目的の宿、唐松岳はまだまだだ。
 

遙かに剣岳 立山連峰が素晴らしい


振り返ると白馬槍ヶ岳は白く輝いていた。


天狗山荘付近はウルップソウが見ごろだった。
 

そしてコマクサも待っていた。
高山植物の懸命に生きている姿に感動し、励まされる。 


9:35
天狗荘

小屋の前に伏流水、こんなにお水が美味しいと思ったことはない。
冷たくて最高の水だった。
ペットボトルに満杯にする。



10:20

天狗の頭


これから向かう不帰キレットの険しい表情に緊張する。


11:15
天狗の大下りが始まる
標高差300mを一気に下るという。
下りの苦手な私は緊張が走る。


11:20
いきなり長い鎖の登場だ。
え、天狗の下りにも鎖場がある?

大急ぎでストックをしまったり、マフラーをしっかりと、
カメラもしまって・・・
 

そのあとはガレ場の急降下
落石をしないように慎重にゆっくりと、
ちょっと大腿骨の付け根に痛みを感じ始めた。
 

11:40
そしてまた長い長い鎖。
 

 12:00
やれやれ下りは終わり、いよいよキレット核心部に入る。
 

12:05 

一峰、二峰、三峰はピークの数とは私の認識不足だった。
 

12:45
一峰の頭 
ここまでは何と言うことなく通過できた。
 

眼下に雪渓が広がり狭い尾根はうっかりが通用しない。
油断すれば雪渓まで転げ落ちてしまう。
一歩一歩を慎重に。
 


 
 12:50
前方にニ峰の急峻な尾根が待ち受けている。
 

13:05 
鎖の連続だ。
 

13:15
岸壁のへつりにつけられた桟敷。
鎖が付いているから安心だ。
 

唐松小屋へ2時間とある。
まだあと2時間、もうヘトヘトだ。


急な岩場に咲く可憐な花たちに元気を頂く
   
ミヤマウスユキソウ                    ミヤマダイモンジソウ
 
 

 
13:55 
ニ峰北峰
 

14:05
これから向かう南峰 
 

14:15
二峰南峰 
 

14:40
三峰?

三峰は何処から取りつくのだろうか
きっと険しい岩場が待っているのだろうな

ところが山頂直下の巻道を、今度か,今度か・・・・・と
思えばまたトラバースで
目の前に唐松岳がいきなり現れた。

と言うわけで第三峰の標識は無くピークを踏むことがなかった。
ホッとしたような拍子抜けしたような、、、
やっぱり安堵した方が強かったかな。
 

15:10
唐松岳が目前に
山頂に大勢の登山者の姿が見える。
最後の急登は辛くきつかった。
 

15:20
唐松岳山頂
ヤッタ―!!
リーダー始めメンバーの皆さんありがとう!
念願のキレットを無事に楽しく歩くことが出来た。
 


15:40
唐松岳頂上小屋

今宵の宿が見え、おー!今宵こそは生ビールが飲めるぞ!
一杯?二杯?
ジョッキがチラチラ目に浮かんでくる。 
 

が、、、生ビールはジョッキは一杯900円、紙コップ850円 
紙コップ1杯で我慢、ちょっと物足りないので缶ビールを追加。
美味しかった!!言うまでもない。

次へ

 Top

inserted by FC2 system