白馬岳〜唐松岳
                    
  (不帰キレット)
                                  
           2013.8.18〜20
                    
過去の記録 2008.7.27〜29 (白馬岳〜鑓温泉経由〜猿倉)

数十年前、職場の仲間たちと初めてアルプスを訪れてアルプスの虜になった
八方尾根から白馬三山を眺めいつかあの峰を歩きたい!
と思いチャンスが何度もありながら実現出来なかった
もしかしたらこのキレットは本当に私は帰れなくなるのではないか・・・
今回も体調は悪く左足の筋、右ひざの関節痛に不安を抱き
もう、来年は体力的にも自信がないから今年がラストチャンスだ
行くっきゃない!

コースタイム
一日目
浜川P4:00→→7:00猿倉7:20→白馬尻8:30→岩室跡11:50→14:00村営宿舎14:35→白馬岳山頂15:15→15:40村営宿舎泊
二日目
村営宿舎5:45→杓子岳7:10→白馬鑓ヶ岳8:30→天狗山荘9:35→天狗の頭10:20→天狗の大下り11:15→
一峰12:45→二峰北13:00→二峰南14:15→三峯?→唐松岳15:20→唐松頂上山荘15:45
三日目
唐松頂上山荘7:10→丸山ケルン7:45→八方池9:10→八方池山荘〜リフト〜ゴンドラ〜八方着11:20



猿倉の駐車場は既に車は満車状態。

猿倉荘で、トイレを済ませていよいよ出発だ。
林道を進むと鑓温泉の分岐だ。
5年前、低気圧通過のため町営山荘に2連泊を余儀なくされ
不帰キレットを越えることが出来なかった。
止む無く三日目にガスの中、一気に鑓温泉経由で
猿倉へ下り、疲れ果てた身にはこの林道分岐に出た時の嬉しさは
格別だった。


分岐から樹林の中を1時間ほどで白馬尻荘に到着。
「おつかれさん!ようこそ大雪渓へ」と大きな石が目に飛び込んできた。
これだけでもなんか癒される思いだ。

ここもトイレがあり、これから雪渓に入るため有難い。


アイゼンを装着し、いよいよ標高差600mの大雪渓に入る。
準備万端、気を引き締めて大雪渓に突入だ。
 

雪渓には落石がゴロゴロしている。
一歩一歩と高度を上げていく。 
昨日まで暑さは嘘のようで、雪の上は冷気が漂う。

紅いべんがらの線は今は消えてしまっている。

 

クレパスがぽっかり口を開けていたり、
雪のアーチを覗いたり、雪渓の表情を楽しみながら
きつい登りをゆっくりと進んでゆく。 


この時期は雪は大分溶けて、ここからアイゼンは不要。
だが、登山道は傾斜が増してきた。


沢音が雪渓の下にゴーゴーと大きな音を立てて流れている。


岩室跡に到着。
5年前、ここは雷鳴と殴りつけるような雨に
雷に当たったらどうしよう・・・
早く小屋に着きたい一心だった。


雪渓の脇の登山道で花達が出迎えてくれた。


葱平を過ぎると崩れやすいガレ場。


避難小屋
タイツリオウギが花盛りだった。

この前後に山岳パトロールの人が監視していた。

翌日唐松岳で出会った3人の女性は、パトロールの人に
ここから下山を強いられ止む無く下山し、八方で宿泊して
翌日唐松岳に来たと言っていた。


上空のガスの切れ間に鋭い峰の姿が現れ、
稜線が間近かな。


 雪渓が終わると一面のお花畑
 何度か雪渓を歩いているが、これほどのお花は見たことがない
 といっても前回はここを通過したときは、物凄い雷雨で
 とにかく早く小屋に到着したい一心で唯ひたすら脇目も振らず
 歩くだけだった。

お花畑 
クルマユリ、イワオウギ、タイツリオウギ、ハクサンフウロ、ハクサンコサクラ、
シナノキンバイ、オオカサモチ、チシマギキョウ、ウサギギク、ミヤマキンポウゲ、
イブキジャコウソウ、オタカラコウ、ミソガワソウ等々・・・・・










今宵の宿にようやく到着。
宿泊手続きを済ませてから白馬岳山頂へ向かう。
労山のカードで500円引き8500円、
 

トウヤクリンドウは至る所で見ごろを迎えていた。


       
  


山頂は何度か踏んでいるからパスしようと思ったが
天気と花に誘われて山頂へ・・・
 

待望の夕食
その前に乾杯を・・・
ところが生ビール、缶ビール500mlは売れ切れ!

そう言えば裏銀座縦走し、最後の槍ヶ岳山荘で売れ切れ一歩手前で
やっと買えたことがあったっけ。

350mlでカンパ^-イ!!
 

ラッキーなことに今宵は一室独占、
快適な一夜を迎えられることになった。

が、、、いつものことで寝つきが悪く、安定剤を飲んでも
なかなか眠れず、やはり小屋泊まりは苦手な私だ。 

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