木曾駒ケ岳・高ボッチ山・鉢伏山
                                  
           2013.8.9〜10

コースタイム
自宅5:00→→菅の台バスセンター8:00→→しらび平→ロープウェイ→千畳敷9:00
千畳敷9:20→浄土乗越10:20→中岳11:10〜駒ヶ岳山頂12:00〜13:00→浄土乗越14:00→15:00千畳敷カール散策15:25→菅の台17:000

木曾駒ケ岳は今回で3回目?
元 職場の仲間たちと、また山友と、クラブの仲間たちと宝剣岳経由で来ているが記憶に薄れている。
今回は昨年ツアーに参加し、体調が悪く途中断念した友人と3人で訪れた。



平日のためか菅の台バスセンターは想定外に乗車は
スムースだった。

バスでしらび平まで約30分の乗車、しらび平から
ロープウェイ千畳敷まで7分あまりだ。
ロープウェイの車窓から南アルプスが見えるのだが
今日は靄の中だ。
 


中央アルプスの玄関口の千畳敷は何度も訪れているから
勝手知ったる我が家の玄関と言ったところ。

駅舎を出ると目の前にコバイケソウの大群落の絶景が広がっていた。
今年は何年にないコバイケソウの当たり年だという。
 


高山病がすぐ出るという友人のため全て
ゆっくりゆっくりと行動することにした。

駅舎の脇にある駒ヶ岳神社に安全登山祈願、
なんとか山頂に立てますように・・・・・

20分ほど平坦な道を歩き、最初から今回一番の難所
八丁坂を登る。

足元は石がゴロゴロして歩き難い。
友人の足を気遣いながら、スロースロースロー!!


シナノキンバイ、キンポウゲ、ハクサンイチゲが素晴らしい。
花に慰められ、何度も何度も休憩しながら
浄土乗越に到着。
 

浄土乗越には大勢の人が休んでいた。
下る人、これから山頂へ行く人。


小屋の裏に回って大休憩だ。
宝剣岳の山頂は入れ替わり立ち代わり人の
姿が後を絶たない。

2度山頂を踏んでいるが2度ともガスの中だった。
鎖場は交互通行だったが、今はどうなのだろうか。


緩い登りで大きな岩が重なった中岳に到着。
前方に目指す駒ヶ岳の姿。
 

中岳から下りキャンプ場のある駒ヶ岳山荘でトイレ休憩。
ここから先が問題だ。
前回友人はこの先で高山病のためふらふら状態で
断念したそうだ。

今日は酸素缶を持参した。
時々酸素を吸入しながらも苦しそうだ。

大丈夫かなァ。
ゆっくりゆっくり。10分おきくらいに立休み。
 


駒ヶ岳神社のある山頂に到着。
丁度12時だ。
お腹が空いて、神社にお参りもせず座り込んでしまった。
御嶽山はガスが纏わりついて山頂はチラチラと見え隠れしていた
   


山頂から南に三の沢岳
左奥に雲に見え隠れする、数年前縦走した空木岳の雄姿。
1時間のランチタイム。


鞍部から中岳を見る。
下りも石のゴロゴロした足元に慣れない友人は遅れ気味。
でも、計画はゆっくり目だから予定通りだ。

中岳から巻道を歩きたかったが、初心者の友人には無理なので
登り返す事にした。


浄土乗越からの斜面にチシマギキョウ、タテヤマリンドウ
ミヤマキンバイ、キンポウゲ、ハクサンイチゲの群落。


上から見るとまた往路と違った景色に感激だ。


ハクサンイチゲ


コバイケソウ


千畳敷カールは観光客で賑やかだ。

ロープウェイの順番待ちを覚悟していたが、
ここもスムースに乗車で来た。

さわやかな空気とお別れだ。


今宵は温泉宿に宿泊することにした。
翌日、ゆっくりと帰宅することにしたが、関東地方は気温は40度を超えたとか・・・
何処か涼しい所に寄って行こうと急遽、高ボッチ山へ
いつか、山の帰りについでに寄ってみたいと思っていた山だ。
車で高原まで移動し、往復10分の山。

高ボッチ山(1665m)
「ボッチ」はアイヌ語で「巨大な高原」の意といわれ
また、この地の方言では、峰の最高所と呼ばれ
なだらかな傾斜に広がる高原だ。
ファミリー広場、花の観察広場などが整備されている。
360度の眺望が開けた山頂からは、北アルプスの山々
諏訪湖、南アルプス、富士山まで景色を存分に楽しむことができるのだが
生憎、今日は遠望が利かなかったが
高原を吹き渡る風は私たちを十分満足させてくれた
 
  広い駐車場には次から次と観光客が訪れるが
林道が狭いため観光バスが入ってこないため
静かな高原。 

先日、草競馬のニュースを見たが、ここがその会場だったらしい。
 

山頂まで 5,6分だが高山植物を愛でながら
さわやかな風とトンボをお供にのんびりと歩きます。

ところがキョロキョロしていたら丸太の階段につまずいて
ドタンと前に転んでしまった。
スイスで買ったお気に入りの傘の骨を折ってしまい、
私は左の肘を擦りむいて、右手に持っていたカメラは無傷、
良かった。
傘が私の身代わりになって骨折。

わき見しちゃいかんよ
気をつけなければ・・・・・
 


ハクサンフウロは至る所に

ツルニンジン 初めてお目にかかった。
蝶が花に入り込んでいた、花の魅力は何だったのでしょうか?
匂い?甘い蜜?
 
 

マルハダケブキの群落があちこちに見られた。 
 

カワラナデシコ の草むらに鮮やかに
 

高ボッチ山山頂
生憎、遠望が出来なかったが眼下に諏訪湖。

諏訪湖を見ながらグライダーを飛ばし興じている人の姿があった。
 
 

 対峙する鉢伏山は標高2000mだ。
車で林道走り、登山口まで20数分だ。


鉢伏山


 

駐車場は有料500円。トイレは100円。

駐車場入り口に料金箱が設置されてあったが
小屋の中からおばちゃんが集金に現れた。

「山頂まで20分位ですよ」 
 

駐車所の左手から緩やかな道が続いている。
ハクサンフウロ、ワレモコウ、アザミなどなど 

 

扉温温泉からの分岐地点。

山頂近くから三峰山の標識があった。
もしかしてこのルートは歩いているのかも?
扉峠から八島湿原
扉峠8:25⇒三峰山10:05〜10:20⇒和田峠11:25〜12:00⇒鷲ヶ峰13:50〜13:55⇒八島ヶ原
14:25
中山道の和田峠は最近歩いたばかりだが、当時は旧中山道に関心がなかった。
 

たおやかな高原は涼風がそよぎ、下界に暑さを
忘れさせてくれる。 
 

山頂付近の散策路。
正面に鹿の姿。 

 

2等三角点の山頂。

展望台に上りもやった周囲を見渡していると
木陰に鹿のファミリーを発見。

あちらもこっちをじっと用心深く見つめている。
こんな時は小鹿の姿は草むらから出てこない。 
 



 
 

鉢伏山の山頂には鉢伏権現が祀られてある。
鉢伏山は古くから雨乞いの山として地元の方々には
馴染み深いものであったようだ。

 

高ボッチ山を見る。 

駐車場脇の小屋で牛乳300円
牛乳を飲みながら時間を忘れ、高原の夏を楽しんだ。

時には、こんなのんびりと静かな時間を過ごすことも良いですね。

鉢伏山から再び高ボッチ高原に戻り、塩尻へ向かった。
高速から一般道を走ると、国道沿いに旧中山道の小さな標識が目に付いた。
最近歩いた見覚えのある道に遭遇して、中山道歩きの数々のハプニングが思い出され
日本橋からこんな遠くまで歩き通したものだと、感慨深かった。
   

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