焼額山 (奥志賀)                                           
                                                    2012.9.11

コースタイム
             浜川P6:00→→一の瀬寮前P9:40→登山口9:45→山頂11:10〜12:15→奥志賀高原ホテル14:00              

CL金山、星野、川野、酒井、篠田、吉田、生方、小野里、横沢、
塩澤、関口、桑子、金澤、高橋(勇)、池田、宮沢、新井、藤井

以前から気になる山の一つだった焼額山です
短時間で山頂に立てるのですが、歩行時間より登山口までの往復の時間が
長くて、機会がなかった。今回は過日亡くなられた田中明子さんの追悼登山に
参加することになった。田中さんと無二の親友の金山さんの企画だ。

平日なのに18名の参加者になった。
田中さんは私がクラブに入会したときは溌溂として眩しく輝かしい存在だった。
山の先輩としてアドバイスや情報を頂いたものでした。
もちろん、山行はかなりご一緒しました。



18名が車3台に分乗して奥志賀へ向かった。
草津を経由し約3時間。
夏休みが終り、賑やかだった志賀高原は閑散としている。

9:00 一の瀬バス停に到着。
高原の風は爽やかで秋の雰囲気だ。

車1台を下山口の奥志賀高原へデポするため
待つこと30分余。
その間雑談にふけり、時間はあっという間に
過ぎてしまった。


9:40 左の林道をしばらく進むと右に
焼額登山口の標識があった。
道は山道になって、両脇の深い笹で風は全くなくて
汗がほとばしる。

大半が中山道を歩くメンバー達。


山道からスキー場へ出ると
冷やっこい風に疲れが飛んでいくようだ。

スキー場はお花畑になって
ヤマハハコ、アキノキリンソウ、オヤマリンドウ、
ヤナギラン、ヨツバヒヨドリなどなど

豪雪地の雪の下にこれ程まで花が強くたくましく
花咲時期を待っていたのだ。
故 田中さんが病魔と15年の闘い、さぞ苦しかったでしょう
そんな素振はちょっとも見せず華麗で力強い姿は
目の前に咲き誇っている花に見たような気がした。


道は歩き良く山頂までまったく危険がない道だ。
スキー場は幅があるから高度感がないが
結構な登りだ。


何度か休憩しながらスキー場トップに到着した。
前方にリフトの山頂駅が見えます。
その左の樹林の間に木道が伸びていあた。


オオシラビソやコメツガなどの針葉樹の中の木道を行くと
山頂への標識があった。

そこから直ぐ稚児池があり
湿原が現われた。


稚児池
上空は今にも雨が落ちてきそうだ。
稚児池のほとりに茎が細く清楚なウメバチソウの
白い花があった。
小柄で華奢な田中さんの凛とした姿がウメバチソウと
重なった。

彼女は本当に山を歩く姿はスマートで美しかった。


山頂で田中さんを偲び、彼女の好物ケーキを
頂き、食後が全員で彼女の愛した加藤登紀子さんの
知床慕情を合唱し、哀悼の意を表した。


これからコーヒータイムというとき
急な雨。コーヒーの大好きだった田中さん
「わたし抜きで飲んじゃ駄目よ」なんて・・・・いったのか?

大急ぎで身支度をして下山した。
雷鳴が轟き、雨風が強く道は雨水が溢れて
途中のリフトの乗り継ぎ駅で雨宿り。

小降りになった道を駆ける様に奥志賀高原に下った。


西発哺温泉で濡れた体を温め帰路に着いた。

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