谷川岳クリーンハイク
2012.7.1
コースタイム
市民P7:00→→谷川岳P8:10→林道終点9:00〜9:15→虹芝寮10:35→新道10:50〜11:00
→幽の沢出会11:25→一の倉沢出会11:45→巌剛新道登山口12:15→西黒登山口12:40→ロープウェイ駅13:00
梅雨真っ盛りに行われる谷川クリーンハイクは
今日も雲が低く垂れ込め昼まで降らなければ良いが・・・
クリーンハイクはいくつかのコースがあるが私は谷川岳は天気の良い日にいつでも来れると
毎年手軽なコースを歩くことにしている。
という訳で今年は沢巡り自然観察会に初めて参加した。
今年のイベント
暁の神事・山開き 4:00〜 土合霊園地
野点 10:00〜 一ノ倉沢出合い
音楽演奏 日中(2日も) 一ノ倉沢出合い
アウトドア用品等販売 4:00〜 谷川岳ロープウェー周辺
谷川岳ロープウェー早朝運行 5:00〜
今日の講師は萩原富二先生 長年にわたりガイドとして活躍しており、山、植物、地質等にも精通している。 今日の予定は土合橋から湯檜曽川の左岸の新道から 歩き始め、紅芝寮から旧道に上がり ビジターセンターに向かう。 |
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土合橋はいつも車で通過してしまうから気付かなかったがゴーゴーと凄まじい轟音に橋下を覗くと アーチ型の堰堤に人工物ながら見事な滝があった。 |
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コタニワタリ シダの種類 葉がとても艶やかで綺麗です |
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湯檜曽川の左岸の林道を北に向かって行く。 ガイドの萩原さんのピッチは頗る快調で 付いて行くのが大変です。 にも拘らず「もう少し早いほうがいいですか?」 「ゆっくりしてください!」 なのに全然歩調は変わらない。 |
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ユビソヤナギ 日本の固有種 樹皮の内側が黄色で葉が下がっている 林道沿いに二本仲良く並んでいた。 |
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沢歩きといえ、渡渉が何箇所かあります 今日は今冬一度も履かなかった重登山靴に 山の空気を吸わせてあげようと履いて行った。 ところが靴底が厚く、まだ足に馴染まないので 川原の石の上は苦難の技です |
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トチノキ 木肌が一皮剥けると綺麗な模様になっています しみじみ見ることはなかったが本当に綺麗だった。 |
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興味のあったこの葉っぱ、似ているけれどちょっと違う アカソ カメバヒキオコシ |
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ギンリョウソウが道沿いにたくさん咲いていた。 不意に前を歩いていたT氏がギクッと立ち止まり 「あんたの嫌いなものが・・・・」 (黄色の蛇だったようです) 思わずT氏にしがみ付いてしまった。 草の生い茂るジメッとした道はなんだか薄気味が 悪くて一人ではとても歩けない。 |
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クルマバムグラ |
コシノカンアオイ |
林道終点で休憩してから更に奥に進むと JR巡視小屋がありその奥に立派な山小屋があった。 これは成蹊大学の80年の歴史がある小屋だそうだ。 中はとても綺麗でOBの方が出立するためトイレの 掃除をしていました。 |
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虹芝寮の脇からいきなりの急登。 登り上げたところが蓬峠からの旧道だ。 ここは国道だとか・・・・・ 旧道をビジターセンター方面に向かう。 |
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道は整備され苔むした石垣が所々に残る旧国道(清水街道)はかつて上越国境を結ぶ重要な交易路で あった。 下の新道沿いには樹林の中に数基の墓があった。 かつては越後を結ぶ街道の休憩地で荷役を運ぶ 人や旅人のオアシスだったようだ。 |
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ブナのしずく 冷たく美味しそう!! 周りにブナの木がたくさんあり、この木肌を見ると なんだか心が癒されます 私も飲んでみたかったが大人数で一口づつ飲んでも かなり時間がかかってしまう。 残念だけど横目で見て通過します。 |
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これといった花がないせいかタニウツギのピンクが 際立って綺麗に見えます。 岩壁に遭難者のレリーフがたくさんありました どの位の方たちがこの山で遭難したのでしょうか。 まだ新しいお花がお供えしてありました 心の中で黙祷。 幽の沢付近から雨がポツポツ降り出してきて、 お昼はまだまだおあずけです。 |
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一の倉沢出合 ここにテントが数梁あり 地元ご婦人方の野点が開催されて私達も 温泉饅頭と抹茶のサービスを頂きました。 もう一つのテントはホルンの演奏者達がいましたが 生憎、時間切れで演奏は聴けなかった! 残念! |
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お腹が空いていたので慌ててご馳走になり 写真を撮ることをすっかり忘れていました。 モデルが良かったのかカメラマンが殺到(約2名) でも、誰も写真を送ってくれません 催促してやっと手元に・・・貴重な一枚 甘い温泉饅頭とお抹茶は空きっ腹にグーでした |
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昼食はロープウェイ駅舎まで我慢です。 樹林の中は雨が気になりません 緑のトンネルの下をただひたすら歩き 駅舎に到着は午後一時、朝食が早かったので お腹はぺこぺこでした。 |
閉会式が3時からなので駅舎でゆっくりとランチタイムし
閉会式に間に合うように駐車場へ行けば今日は閉会式はなしで適時解散。
駐車場の車は半分は消えていました。
終り悪けりゃすべて悪し、なんだか締まらないクリーンハイクになってしまった。
出会った植物 ユビソヤナギ、コタニワタリ、タニウツギ、ツルアジサイ、クロモジ、ウリ、アカソ、カメバヒキオコシ ハクウンボク、ウリカエデ、イタドリ、マユミ、ツタウルシ、ミヤマカタバミ、ウスバサイシン、ブナ ラショウモンカズラ、クルマバムグラ、ナルコユリ、ハリノキ、ミドリユキザサ、オヒョウ、ミズナラ、 その他、 それぞれの木について名の由来や植生について説明をしていただいた。 |