温泉ヶ岳・根名草山
         
2333m    2330m                                           
                                                    2012.6.26

過去の記録  2006.6.26 温泉ヶ岳

コースタイム
浜川6:00→→金精山トンネル登山口8:10→金精峠8:40→温泉ヶ岳10:05〜10:20
→念仏平避難小屋(昼食)11:30〜12:00→根名草山12:55〜13:10→金精峠15:45〜15:55→トンネル登山口16:20

参加者 L藤井、小野里、石田、高橋(厚)、大野、須田、茂木、松岡、篠田、川野、塩澤、野中
       6年前に訪れた時、シャクナゲの花がちょっと遅かった記憶があったので
今年は例年より降雪時期が遅れ気味、きっとシャクナゲの花に出会えると確信して出かけてみた。



金精トンネル登山口
菅沼方面から日光へ向かい、金精トンネルを
抜けて直ぐ右に駐車場がある

平日の今日は先行者の車がたった一台だけあった。


金精峠までかなり荒れ気味な道だ。
崩壊したザレ場のトラバースは私の最も嫌いな
場所でもある。

往きは良い良い、帰りは怖い!
本当に帰りは膝に力が入らず踏ん張りが利かず
怖かった。


丸田の階段、梯子があるが斜めっていたり
土砂が崩れていたり荒れ放題の急登だ。


金精峠は温泉ヶ岳と金精山の分岐だ。
目前に金精山の急峻な姿があった。

金精山から五色山の記憶が鮮明に思い出された

金精神社に男性のシンボルがご神体として飾られて
あった。
M氏曰く、「自信喪失するから見たくない」って・・・・
確かに立派なお姿だった。

峠で休憩中に男性二人が私達を抜いていった。
この方のヤマレコレポートに私達が峠で休憩していた
写真が掲載されてあった。


    


峠をあとにして温泉ヶ岳へ向かうと、登山道の脇に
シャクナゲのあでやかなピンクが樹幹に見え隠れして
丁度見頃で色も様々だ。
前より花が少ないようだったが十分楽しめた。

足元にはミツバオーレン、ミヤマカタバミの可憐な
花が林床を、そしてオオカメの木は上から清楚な
純白な花で森を飾っている。

ウグイスの爽やかな鳴き声。


    
       ミツバオーレン              ミヤマカタバミ               オオカメの木       



男体山と湯の湖



男体山と中禅寺湖


温泉ヶ岳の分岐近くから登山道に残雪があった。
やはり日光の山だな。


今回の目的の山、温泉ヶ岳に到着。
眼下に菅沼、切込み刈込み湖、
はるかに燧ケ岳、至仏山、武尊山、会津駒ケ岳
日光連山と素晴らしい展望だ。

まだ時間は10時過ぎたばかりで天気は登山日和、
ここで下山ではちょっと物足りないので根名草山まで
足を延ばすことにした。


途中から今下ってきた温泉ヶ岳と奥に日光白根山が
青空にくっきりと・・・・

ここからは未踏の道だ。
シラビソ、コメツガの美しい針葉樹の森の中を行く。

念仏平避難小屋が温泉ヶ岳山頂から間近に見えたが
行けど行けど小屋はない。


小さな沢を渡りやっとあったのは以前の小屋跡だ。
まだ15分先と書いてあった。


やっと高床式中二階建ての避難小屋に到着。
まだ新しく中には毛布、スリッパ、蚊取り線香まで
備えてあった。

ここで待つというNさん 一人でランチではと
一緒にランチにすることにした。
小屋の前にテーブル、椅子が設置されてあり休憩に
最適だ。


小屋から根名草山へ向かうと立ち枯れの林が目立ち
一時期酸性雨の影響と騒がれたりしたが脇には
世代交代の新しい命が芽吹いていた。

頑張れよ!
人間と同じに若木にエールを送りたい。


雪道は今日の陽射しに溶け始め、時々踏み抜いて
大穴を開けキャッー!と悲鳴が森の空気を揺るがす。 

峠であった二人連れの男性が下山してきた。
いくつかの緩いコブのアップダウンをくり返して
山頂に到着した。



初めての山頂なので全員でハーイポーズと記念写真
Nさんがいないのがちょっと寂しい


同じ道も往きと帰りでは景色の違いにまた感動の
喜びがある。

八ケ岳を思わせる瑞々しい苔の美しさに
疲れは癒された。


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