蓼科山
        
(2530.3m                                       

過去の記録 
1994.5.? (スズラン峠より)  2004.4.24 (7合目一の鳥より)

                                                     2011.8.28

コースタイム
浜川P6:00→→大河原峠8:10→前掛山分岐9:30→将軍平9:40→蓼科山山頂10:30〜11:40
→将軍平12:10〜12:20→天祥寺原分岐13:35→亀甲池分岐(天祥寺原)13:50→大河原峠14:40

我が家からゆっくりと日帰りコースの100名山なのに
何故かあまり縁がない山です
最初に訪れた時、将軍平が積雪が多く通行できないと言われ止む無くすずらん峠から山頂を目指した
ところが寝不足で途中でギブアップし、同行の者に励まされやっと山頂に到着した。
広い山頂に1組のパーティしか居らず、疲れ果て昼食も食べられなかった苦い思い出の山だった

次回が積雪期にKさんの還暦記念山行
私は足首を軽い捻挫していて山頂直下の雪の急斜面を下るのが怖くてやっとの思いで下った

とにかく蓼科山はあまり印象が良くなかったのだが
暫らくぶりに同期の姥桜で出かけることにしました(謙遜したのですが)
姥桜って本来の意味は女盛りを過ぎても、 なお美しさや色気が残っている女性だそうです

今回は一番軟弱コースの大河原峠を
ピストンの予定だったが、それもつまらないので
下山は天祥寺原を経由することにした

日曜日の100名山はきっと駐車場が満車状態と
覚悟しながら大河原峠に向かった
だが、蓼科山は登山口が四方からあるためか
まだ駐車の余裕があった

標高2093mのこの峠は空気はひんやりとして
ガスが漂い山頂はすっぽりと姿を隠していた


大河原ヒュッテの横から登山道に入ると
登山口にマツムシソウが寂しそうに咲いていた


石ごろの道は次第に斜度が増していく

山頂小屋に宿泊した団体さんが下ってくる
賑やかな山道だ。


シラビソやダケカンバの針葉樹の茂る道は
苔に覆われ八ケ岳特有の綺麗な林床だ


ここが佐久の最高地点です
この辺りから蓼科山が見えるらしいのだが
相変わらず山頂はガスに包まれています


将軍平に到着。
大勢のハイカーが休憩しています
売店もあり、オコジョの絵入りの可愛いバンダナが
あります。山ガールが増えたためかバンダナは可愛く
おしゃれなデザインが目につきます

ここは7合目登山口、天祥寺原の分岐です
下山は天祥寺原経由で大河原峠に向かう予定です


ここから山頂まで30分が急傾斜の苦しい登りです
上から下からハイカーがすれ違います


振り返ると眼下に山荘の屋根が見えます
大渋滞です


私はメンバーより一足お先に山頂に到着した
青空がグングン小さく縮んで無くなりそうです

山頂の先端まで行けばアルプスが
見えるかもしれないと思っても石ごろの
山頂は果てしなく広し走っていけません

メンバーを待つことにします


みんな久しぶりの山頂なので
ハーイ!ポーズ!


生憎く山頂はモヤッとしていて展望が全くありません
ランチが終るころ、アリャ!見たことあるご夫婦が
ニコニコ寄ってきました
な、なんと我がクラブの元気一杯のT夫妻でした

ワイワイ騒いでいるとき、Mちゃんが
「あーッ!!オコジョだオコジョだ!」
小さなオコジョが私達の周りを凄い速さで
飛び回っています
ちょっと立ち止まって岩陰から私達の様子を
伺う素振したり岩の隙間に隠れたり
なんとも忙しない動きです


今度はヒラヒラ蝶々がやってきました
こちらは暖かい石の上にじっと動きません
孔雀蝶です

先日の烏帽子岳では羽を閉じたきり
開かなかったのに・・・
今日はその分大サービスで美しい紋様を見せて
くれました


ゆっくりランチタイムした後、T夫妻共々
下山です

石ごろの急斜面を下り膝を充分休ませるため
将軍平で休憩。


天祥寺原へ向かいますが
ここも浮石のある歩き難い道です

きのこがあちらこちらにニョキニョキあります


樹林を抜けると河原のような広いところで
ひと休みです

青空が広がり日焼けの心配です

この先はジメッとした滑りそうな道で
木の根の張り出た道になった


次第に勾配が緩くなると笹原になり
泥濘の嫌らしい道になります

深い笹の中に道標が現われ、ここが
竜源橋と大河原峠の分岐です

やっと道は平坦な歩きよい道になった
やっとハイカーの姿が見られました


しばらくして亀甲池の分岐。
ここが天祥寺原です。
亀甲池からそろぞろと中高年の団体さんが
現われました。


メンバーのN女史は今日は快調で
グングン飛ばします
と言うのは先ほど追越してきた中高年グループに
追いつかれたくないの一心らしかったです
凄い気迫に圧倒されます

笹原とシラビソの気持ちよい草原です
足元にはハクサンフウロ、オヤマリンドウ、
アキノキリンソウ、がちらほら現われます


ウメバチソウも可憐な姿です


蓼科山はまだ雲の中です
残念です
今日は低気圧の合間の晴れ間だから
期待はしていなかったから
また、来ましょう


おー!振り出しに戻りました
大河原峠に到着です
お疲れ様でした。


    
   アキノキリンソウ               オヤマリンドウ             マルバダケブキ    


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