御嶽山
         
(3067m)                                        

過去の記録 1996.8.17

                                                     2011.7.2

コースタイム
浜川P4:000→→王滝登山口8:40→8合目9:35→一口水10:40→9合目10:55→王滝頂上11:20→剣ヶ峰11:50〜12:30
→お鉢周り〜〜二の池14:10〜〜9 合目分岐15:35→王滝登山口16:30

久しぶりの3000m峰です
半月前から膝痛に悩まされながらきつい山が続き、医者通いしながらの山歩きに
我ながら山病の重症に驚いています
長野道梓川SAで朝食の際、まだ頭がボヤーっとしていて
持参したコーヒーを入れたサーモスを置き忘れてしまった
その上、下山してトイレに寄り登山用グローブを落としてしまい、なんだかがっかりしています
                 

前回訪れてから15年経ちました

塩尻ICから木曽路に入り王滝登山口まで
これほどまで長かったとは思いませんでした
途中の林道沿いには霊神碑が数え切れないほど
あり信仰の深さを感じます

登山口の田の原は標高2180mまで車で上がれます
登山口の駐車場は曇天に拘わらず満車状態でした
さすが100名山です


登山道の整備をしている姿があちこちに見られたから
明日が山開きでしょうか

緩い木の階段を行くと老若男女の姿が切れ間無く
続いていきます

山頂はすっぽりガスに包まれていますが
この付近は陽射しが強く日焼け対策に必死です


歩いて15分位で大江大権現です


道の両脇にイワカガミの群落が次々に現われます


ツリバナでしょうか

メンバーのSさんが車酔いと寝不足のため
体調不良で戻りますが登山道は賑やかだ
まだ歩き出して30分ほどだったので
一人下山していきました

私も同じ経験があり、登山口の車内で
一人待ちわびた苦い思い出があります


8合目を過ぎた頃だったでしょうか
私の左腿が攣りそうになりました
Yさんから頂いた“ツムラ68”を飲んだら
1,2分で解消しホッとしました
この効き目は不思議ですね
ちょっと怖いかな?

登山道脇にはまだ雪渓が所々に残っています
ハイカーの列が続きます


一口水はチョロチョロと水が出ているだけです
折角だから一口頂きます


9合目石



王滝頂上です
視界は悪くて何も見えません

ここから剣ヶ峰へ向かいます


メンバーのFさんは3000m峰が始めてだそうで
頭痛がするそうで辛そうです

私も富士山へ登ったとき倦怠感と頭痛に
苦しんだことが思いだされました

ここが二の池と剣ヶ峰の分岐です
下山はお鉢周りをしてここに出てきました

はるかに剣ヶ峰が見えていますが
ここからが苦しい登りです


ここが剣ヶ峰山荘です
石段をあがると剣ヶ峰ですがこの階段が
疲れた足には効きますね


一等三角点のある剣ヶ峰です
右下に二の池が見えます

私達がランチしている間に次々とハイカーが
後を絶ちません
山ガールスタイルのグループ、単独のお兄さん
おじさんグループ、意外と少なかったのはおばさん
グループです

晴れていればバックに乗鞍岳、穂高連峰が
見えるのに残念。


ここから右回りにお鉢巡りをします
硫黄臭の漂う山肌は赤茶けて荒涼とした
景色です



雪渓が多く残っています



ガレ場の白いペンキのマークを頼りに進んで
いきます


振り返ると剣ヶ峰から続く稜線です
左下が一の池ですが涸れています


感動です
こんな荒れた火山台地にコメバツガザクラ
びっしり花を咲かせています


そしてイワウメもたくさんあります


ミネズオウも可憐に健気に咲いています


瓦礫の道は小さなアップダウンが繰り返します

お鉢巡りで御嶽山の全容が読み取れたような
気がしました


一の池外輪山に三十六童子が祀ってあります
無信仰な私には分かりませんが

三十六童子の名前を唱えると悪鬼は退散し、
三十六童子を崇拝する者には
背後から離れず、長寿をもたらすと
言われています


おー!見えてきました
エメラルドグリーンに輝く二の池です
池の畔には山荘があります




山荘脇のベンチでゆっくりと休憩です


名残惜しく二の池を振り返り剣ヶ峰を巻いて
下山します


分岐まで大きな雪渓のトラバースです
傾斜は緩そうに見えますがスリップしたら
止まる事は無さそうです
慎重に一歩一歩進みます


分岐に到着です
はるかに剣ヶ峰が見えます

ひたすら王滝口登山口に向かいます


天気は不安定で時々雨がパラ付いたり
また太陽が照りつけたり、カッパを着たり脱いだり
しながら足元のガレた道を慎重に下ります

登山口でSさんが元気な姿で出迎えてくれました

二回目の御嶽山ですがお鉢巡りで新鮮な山に
なりました


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