諏訪山(上野村)
         
1549m                                        

過去の記録 2000.4.29

                                                     2011.6.19

コースタイム
浜川P5:00→→立原キャンプ場7:10→稜線8:20→垣越山8:40→男山山頂→9:50〜10:35
→稜線分岐11:40→キャンプ場分岐→天狗山12:30〜13:10→キャンプ場分岐→14:50

初めて諏訪山を訪れたのは前橋ハイキングクラブ入会して半年位でした
ただ、夢中でメンバー達の後を歩きイワウチワのピンクの花の出会いに
もう一度訪れてみたいと思っていました
今年、アカヤシオの頃に計画したのですが生憎の雨で中止にしました
体力の限界を感じ始め、今年中に是非行ってみたいと仲間6人で行くことが出来ました
ところが数日前から膝痛が始まり迷いましたが
すべての病は山歩きで解消と出かけました



上野村の浜平トンネルを抜けると
直ぐ左のガードレールの左に広い駐車場が
あります
私達の車をポツンと残し出発です


駐車場の隅に諏訪山登山口の標識があり
直ぐ先に簡易トイレがあります
使用できるかどうか分かりませんが
私達は上野村道の駅を利用させて頂きました

トイレの脇から下って行くと赤い鳥居が建っています
湯ノ沢沿いに進むと昨日の雨の草露でズボンが
びっしょりになりました


道は二俣に分かれますが道標に沿って
左に向かいます


湯ノ沢を何度も渡り返します
こんな危なげな木橋は濡れて滑ります


こんな渡渉も何度かあります
湯ノ沢の徒渉を繰り返しながら高度を上げていきます


ぐらぐらした丸太の階段は登りは楽々
帰りは皆さん大変そうでした


原生林の深閑とした中を瑞々しい苔が
霧に霞み幽玄の世界を醸しだしています


湯ノ沢の頭まで苦しい登りが続きます
樹林の下にギンリョウソウの集団です



湯ノ沢の頭に到着
ここは楢原コースの合流点です
今回はこちらのコースを歩きたかったのですが
浜平以上の長丁場です
私の体力では無理と諦めました


霧は晴れるどころか益々濃くなっていきます
西上州の最奥のこの山は訪れる人が
少なく立ち込める霧で神秘さが漂っています

衣服は湿っぽくなりますが
先頭を歩く私はクモの巣払いと露払いで
全身濡れまくってしまいます


霧の中にボヤーッと弘法小屋が現われました
壁が吹き抜けの避難小屋の役にたちそうもないです


急登から開放され新緑が眩しい尾根歩きは
快適です




三笠山が近づいてきました
いよいよここから諏訪山の核心部に入ります
2段のアルミの梯子から始まります
梯子はぐらぐらして、傍らにまだ新しい白い
ロープが下がっています

サラサドウダンツツジが可愛らしく咲いています


サラサドウダンツツジ
   


梯子の次はロープが現われますが
皆さん楽々クリアです


ピークの右を巻いていくと左に上る道が
あるので行ってみると石の祠と石碑があり
御獄座王大権現、三笠山刀利天(とりてん)と
彫られてあります。

三笠山ではなさそうです。
以前はもっと展望が良かったはずだけど・・・・


岩場を慎重に・・・・・
まだまだ続きます


新しいロープが次から次へ現われます


ようやく三笠山に到着です
残念ながら展望は全く望むことは出来ません

ここは明るく気持ちよいのでランチと考えたが
時間は早いので取り合えず諏訪山の山頂へ
行くことにした


今日のハイライト岩場を下ります
下から指示をしながら皆さん余裕で
下ってきます

私の足は悲鳴を上げ始めてきて
下りは辛い

三笠山から諏訪山まで20分くらいらしいが
この岩場で一人づつ下降で結構時間を費やして
しまった


山頂までシャクナゲやアセビ、コメツガの間を縫うように
色褪せたテープを見ながら歩くが結構時間が
かかったようだ
山頂に到着するとお腹はペコペコ
ここでランチです

山頂は樹林の中で展望は全くなしです
途中で追い抜いた単独の方がランチの用意を
していました
その方にお願いして暫らくぶりに山頂記念写真

私は全身びしょ濡れ状態で休憩しているうち
寒くなってきました


下山は足は疲れているので慎重に・・・・・
核心部を過ぎてやっと気分は緊張から
開放されます


湯ノ沢の頭を下り、しばらくしてかすかに
沢音が聞こえます

沢音がやさしく響きこれからはこの音に
どれほど癒されることでしょう
なぜかホッとしますね
樹幹に小滝が見え隠れします


登山口近くの渡渉と滑りやすい階段に
まだまだ気が抜けないようでした

行き会う人が少なく森閑とした山は霧にしっとりと
包まれて幽玄な世界に遊び、満足した一日でした


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