男山〜天狗山
       
(1851m (1882m)                      2011. 5. 5                                                      

男山は国道141号線を南下すると鋭い山容が目に付き、登高意欲をそそる。
以前川上村から山頂を踏み、今度は天狗山の縦走をしたいと思いながら
なかなかチャンスがなかった。
GWの最終日に思いがけず男山への声がかかり、29日から隔日山行4日目で
少々疲れ気味だったが、気合を入れ参加することにした

佐久インターから南下すると国道沿いの桜は今が満開です
車中から信州の遅い春を楽しむことが出来ました

コースタイム
浜川P5:00→→立原キャンプ場7:10→稜線8:20→垣越山8:40→男山山頂→9:50〜10:35
→稜線分岐11:40→キャンプ場分岐→天狗山12:30〜13:10→キャンプ場分岐→14:50



我が家から2時間で登山基地立原キャンプ場
に到着です。
ここは標高1400m、管理棟に広い駐車場、
綺麗なトイレもあります

カラマツと白樺林の高原にコテージがあり
夏は快適に過ごせそうなところです。



駐車所からカラマツ林の下を歩き出すと
やっと目覚めた小さなスミレの花が枯葉の間から
顔を出しています

    

   このスミレが最初で最後の花でした。
       


前方に天狗山が大きく姿を見せています
帰りに是非立ち寄りたいものです

苔生した雑木林の中は冷気が漂い、
指先が冷たく感じます
まだまだ山は冬の雰囲気です


およそ1時間で稜線に出ました
左に天狗山、右が男山です

まず男山へ向かいます
落ち葉の歩きやすい道が垣越山まで続きます


垣越山は樹林の中で枝越しになんとか男山を
見ることが出来ます



この先が岩稜歩きでヤセ尾根もあり気が抜けません
次第に目指す男山のピークが大きくなります

シャクナゲの木がたくさんありますが
花芽は小さく固く閉ざしています。



後には天狗山が聳え、今歩いてきた稜線が
望めます。

幾つか岩のピークを越えると
川上村からのコースと合流します

山頂直下の急登をひと登りで山頂に飛びだします



2等三角点の山頂はだーれもいません

八ケ岳、アルプスは雲の中です

目の前にドンと小川山、残雪の金峰山、瑞牆山、
北に御座山が霞んで見えます

独占の山頂で賑やかなランチです




昼食後、再び往路を戻ります


満腹を抱え、帰路の登りは辛いものがあります
私の足はもう、疲れはピークに達し、
重くて前に進みません

足元を注意していれば枯れ枝が顔に刺さり
額に傷が出来てしまいました

ウハハ!疵物になってしまったよ


分岐に戻れば天狗山は指呼の間です
全員元気そうなので天狗山へ向かうことにします

ま、30分で山頂に到着かな。
ところが天狗山はそうは簡単に受け入れてくれ
ませんでした。ちょっと甘かったようです。

フィックスロープの岩場で今日お初にお目にかかる
三才の女児を連れた地元ファミリーに出会いました。

岩場をちょんちょんと下りて来る女児にはビックリです。
怖さ知らずと言うか歩き慣れているのでしょうか。



今日の二つ目の出会いは18名の団体さんです
馬越峠から天狗〜男山へ向かっていきました。
バスが下山口に廻ってくれるらしいです。
いいな!

次第に高度を上げるとはるかに高原野菜畑、
眼下にゴルフ場が見渡せます。



やっとこさ天狗山の山頂です
真新しい小さな祠があります

2パーティーが休んでいました。

ここで二度目の大休憩になりました
時間の余裕があるっていいですね・・・・・



男山がかなたに見えます
その上に八ケ岳が白く光っています。

北面に立原高原の管理棟らしき青い屋根
廃屋になった白い建物が見えます。


時の経つのも忘れおしゃべりに夢中になりました。

下山は岩場を慎重に下ります



唯一のフィックスロープを降りると木の根元に
小さな標識(南相木村 立原キャンプ場)へ

ここから下りますが、天狗山を巻くように
最初は水平道と登りでいつになったら
下りになるのでしょうか。ちょっと心配になりました。




落ち葉を踏んでグングン下ります。
朽ちかけた避難小屋を過ぎると
白樺林の広々した草原に出ました。

もう駐車場は直ぐです

また、花のの時期に訪れたい山です。

下山後、滝見の湯で汗を流しました
入浴料350円はいいですね。今回は女湯からは滝は見えませんでした。
何度かこの温泉に入っていますが滝はまだ1度しか見たことがありません。

帰路はGW最終日で高速の渋滞は避けられないでしょうね。
一般道を内山峠経由にしました
ラッキーなことにまたまた一般道ならでは桜、桃、レンギョウの桃源郷の山里の春に感激でした

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