箱根の山
   金時山・神山(箱根山) 
                                        
2011.10.17~18                                    
          
新前橋駅発5:45~(JR湘南ライナー~9:24小田原駅→箱根登山バス→公時神社10:50

   金時山
   (1213m)
公時神社10:55→山頂12:25~13:00→仙石登山口14:10
   下山後  仙石原ススキ草原散策
15:20~箱根登山バス~箱根湯本ホテル17:0  (泊)

箱根1泊宿泊招待券を娘に貰い、妹と箱根の山へ出かけた
乗換えが面倒な私は湘南ライナーに乗り込んだ
グリーン車は東京近辺から混み始めグリーン車のデッキまで通勤客が
溢れていた。それでもグリーン車料金は同じだから気の毒だ。
車中から富士山の姿が見えたが、どうか到着するまで隠れないで・・・・・
小田原駅に到着し2日間の箱根フリー切符(3900円)を買い求め急ぎ足で
東口4番乗り場へ行くと、バスは発車間際だ。
ガイドも仙石方面ですよ。大慌てで乗り込んだのが間違いだった。
バスは仙石から桃源台へ曲がった。
二つの停留所を通過してしまい、登山口までタクシーを利用した

公時神社登山口の駐車場は既に車は
満車状態だった

公時神社に安全登山を祈願して右の脇から登山道を
行く


神社の本殿前に金太郎の大きなマサカリが安置してあった
軟弱な私は持ち上げられそうもありません


木陰の道は冷やっこく歩きやすい
林道を横切りさらに進むと公時神社奥の院の
標識があったが、今日は時間の都合で
寄り道はパスすることにした


やがて正面に金時宿り石が見えた
金時がこの岩の下で夜露をしのいだと言う
大きな石だ


道は木の根の張り出た急勾配になった
ひと汗掻くと展望がよくなりあたりが
明るくなってきた


道端にリンドウの花が可愛らしい


展望地から台ヶ岳のススキ草原、右奥に芦ノ湖
が見渡せた

地元群馬から出ることが無かった妹に
大きな富士山を見せてあげたい
どうか!富士山が見えますように・・・・
と願いながら山頂へ向かった

おー!! 富士山が待っていました
私は今回で3度目ですがいつもの事ながら賑やかな山頂です
久しぶりに富士山に感動です
裾野を長く引き美しい姿です

   

 


金時小屋の中には、
歴代の「金時山登山者登山回数札」がズラッと並んで
いる。私は因みに3回目だ

山頂は風が冷たく長居は出来そうもなく
食料はおにぎり1個あるだけだ
金時茶屋で名物のきのこ汁400円を注文した
金時娘は料理好きだそうで、さすが美味しかったです
天然なめこ、ネギがたっぷり入り味噌汁は
格別な味だ
お腹が空いていたのでまず、一気に一飲みしてから
写真撮影。
小屋内は撮影禁止のお触書があった

山頂で展望を充分楽しみ下山


帰路は仙石登山口へ向かうことにした
こちらのコースは明るい緩やかな道だ

ふじあざみの大きな花は元気良く咲いていた
行き会ったハイカーの話では都会の方は
こちらのコース、公時神社のコースは急登の為
健脚向きだという


ハコネダケの生い茂る道は鬱蒼とする
ところが有ったがこちらのコースは展望が
良く気持ちよい
ハコネダケ
アズマネザサの一品種。高さ2~4
節間は長く、節ごとに枝を密生
春、緑紫色の穂をつける。
地下茎パイプなど細工物に利用され、
箱根周辺に特に多いという



時間があれば明星ヶ岳の稜線を歩きたかったが
今日は妹も一緒だし、観光も目的の一つだ

素直に登山口に向かうことにした

仙石登山口に到着し、ここから別荘地を抜け
バス停までが長く感じた


これからが問題だった!
バス停近くの案内所でススキが原を聞くと
直ぐの角を曲がって15分ほどでススキが見えますよ

ところが20分過ぎても見当たらず、舗装の道は
やや登りで山から下りた身には辛いものがあった

歩けど歩けどススキは見えず
泣きたくなるころ前方にススキ草原がやっと現われた
北には金時山の外輪山、


台ヶ岳の裾野は黄金色のススキが風に揺れている。
さすが名所だけある
此の時期しか見る事が出来ない景観だ
見応えはあった


観光客が大勢がぞろぞろ
疲れ果てた私達はもう歩く気力は無く
バス停に一目散

臨時バスに乗り一路箱根湯本駅に向かった
が、道路は交通渋滞
ホテル到着は5時を過ぎていた

お陰で夕食の生ビールは大変美味かった!!


       神山(箱根山)
         1437.9m
             ホテル8:00~箱根湯本駅8:45→登山鉄道→9:30強羅→早雲山ケーブル→大涌谷
           コースタイム  大涌谷登山口10:15→冠ヶ岳11:25→神山11:45~12:00→大涌谷登山口13:00
                  下山後 姥平ケーブル往復  公園上下~ 箱根美術館~
                  強羅~登山電車~箱根湯本~小田原駅18:00→湘南ライナー→新前橋着21:37
  



ホテルを早々出発し箱根湯本まで送ってもらい
ここから登山電車で強羅へ向かう
強羅から早雲山ケーブルカー、
箱根ロープウェイに乗り継ぎ
大涌谷(1044m)へ
眼下に大涌谷温泉掘削作業の風景が
見られる

玉子茶屋の黒玉子は孫娘のお薦め、5個で500円

1個で7年の延命、地熱と火山ガスの
化学反応を利用した「黒たまご」は、
生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い
殻に鉄分(温泉池の成分)が付着します。
これに硫化水素が反応して硫化鉄(黒色
)となり、黒い殻のゆで玉子ができる
       


大涌谷から噴き上げる噴煙はまさに地球の息吹を
感じる

黒玉子を買って、大涌谷駅から大勢の観光客に混ざり
私達は神山の登山口へ向かった

今日は富士山はうっすらと山頂を見せるだけだ



神山は箱根最高峰(1412m)
前方に冠ヶ岳の鋭鋒が、その奥に神山がある
急登を強いられるのだろうか
不安がちょっと過ぎったが、短時間の我慢だ


鉄製の門扉の奥に登山口があった
硫黄臭が漂う道を行く


アセビやコアジサイのみどりに囲まれた道は
火山地とは思えない
石ごろの道になる


アセビやコアジサイは酸性に強い植物だそうだ


冠ヶ岳頂上


冠ヶ岳から神山へ向かう道は心地よく
ほんのりと紅葉が始まっていた


稜線の樹幹から冠ヶ岳が望める


間もなく神山山頂に到着
2組のハイカーがランチタイムしていた

静かな山だ



木に囲まれ展望はないが一等三角点があった
私達の後から来た方は三角点の写真を撮っているらしく
先行者のストックを除けてくださいと言っていた

確かに邪魔なストックですね


イオウ苔
苔生す山道もありなかなか変化があって
面白味のある山だ


山頂から駒ケ岳へ続く道があり、時間の都合で
恨めしく眺め往路を戻ることにした


噴煙は途切れることなく沸いている
冠ヶ岳は全く急登が無く歩きよい道だった


帰りは登山電車を途中下車して箱根美術館に寄った
箱根で最も古い美術館である。世界救世教の教祖・岡田茂吉1882年 - 1955年)が
生前に蒐集した東洋・日本美術のうち陶磁器が公開されている。
1952年(昭和27年)6月15日に開館。


日本の中世陶磁器に焦点を置き、
縄文時代から江戸時代までの
日本の古陶磁、常滑焼瀬戸焼
越前焼信楽焼丹波焼備前焼
などの「六古窯」を中心に、渥美焼
珠洲焼
などの代表的な窯の特色を
表した作品が常設展示されている

四季折々の変化を楽しめる庭園があり
これから紅葉の時期は素晴らしい
ことでしょう




スイッチバック式の登山電車
箱根を2日間のフリーパスを充分使い
小田原駅にまっしぐら

電車は渋滞が無いから安心です
小田原駅でお土産を物色し車中の夕飯のお弁当を
ゲットし、黄昏迫る小田原駅を後にした

帰りの車中で乗り物酔いに
日頃の肝っ玉姉ちゃんは形無しでした
妹は鉄人姉も弱い所があるんだね・・・・・

あー!!疲れた


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